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chapter38 ページ40

開いた口が閉じれないくらい、私は今動揺している。


うそでしょなんで。

メガネをかけててあんまり顔が見えないけど、



「あ、安室さん……?」



は、え、なぜここに安室さんがいる…?


しかもなぜ制服を着ている…?



……あやつの仕業か。

私は真っ先に園子に詰め寄った。



「園子ちゃーん、これはどいうことかなぁ?」


私は極めて笑顔で園子に問いただす。
笑顔で。


「そ、そんな怒んないでよ〜。Aと安室さんに学祭デートを楽しんでほしいなって思ったの!」

「だ・か・ら!安室さんが女子達にバレたらどうなるか…。」


安室さんは女子に囲まれて幸せかもしれないけど、今後の私のJKライフは安室ファンによってズタボロになる可能性が___

考えただけできつい…!


「それは大丈夫よ!そのために今日安室さんには制服とメガネを着用してもらってるし!いくらファンでも、所詮ポアロでしか会ったことないんだからすぐに気づくとは思えないでしょ?」

「それはそうだけど……」



…不安でしかない。




「大丈夫ですよ。」


私が考え込んでいると後ろからご本人が登場してきた。


「なんでそんなに自信満々なんですか…。というか、なんで来たんですか。」


安室さんがわざわざ学祭に来るなんて思えない。

園子になんか言われたんじゃ…。



「そんなの、Aさんと学祭デートがしたかったからに決まってるじゃないですか。」



な。



いつも通りのあの笑顔。

読めない。何を考えてるの貴方は。




「あらあらお熱いこと♡じゃ、もうシフト交代だし2人ともいってら〜。」

「A、楽しんでね!」



え、ちょ!

時間をみると園子達の言う通り、もうシフト交代の時間だった。



「それでは、行きますか。」


安室さんはそう言って私の腕を掴んで、教室のドアへと進んでいく。



「ちょ、ちょっと待ってください!せめて着替えさせてーーー!!」




もうどうなることやら。

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なみだうさぎ(プロフ) - 奈緒さん» 言われてみればそうですね!!アドバイスありがとうございます! (2018年7月30日 14時) (レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒(プロフ) - 漫画の表記だとサンドウィッチではなくサンドイッチかと。めんどくさいこと言ってすいません! (2018年7月27日 0時) (レス) id: fb11a646af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よもぎ | 作成日時:2018年6月4日 1時

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