chapter31 ページ33
無事に安室さんと再会できたということで、まだ済ませていなかった昼食をとることにした。
「ん、このパスタすごいおいしいです。」
「それはよかった。このカレーも風味が効いていてすごくおいしいです。」
私が頼んだのはカニクリームパスタで、安室さんはシーフードカレーを頼んでいた。
安室さんの食べているカレーもおいしそう…
自然とカレーを見つめてしまう。
すると__
「よかったら、1口食べますか?」
やば。凝視しすぎた。
安室さんは微笑んで『はい、どうぞ。』とスプーンをこちらに向けてきた。
「い、いや!!大丈夫です!!」
全力で否定するがもうこうなったら安室さんのペースだ。
「本当ですか?あんなに食べたそうな目で見ていたのに?」
「うぐ…」
まぁ、めっちゃ食べたいですけども。
「はい、あーん。」
あーん、だと……?!
「いや、さすがにそれは恥ずかしいですって…!」
「どうしてですか?僕達、恋人同士じゃないですか。」
なにこの満面の笑み…こわ…。
そこまでして恋人演じます?
「もしかして、僕のこと意識してます?」
「は?!そんなわけ___」
パクリ。
やられた。
私がでかい口開けた瞬間に押し込まれた。
「どうですか?お味の方は。」
めっちゃ悔しいし負けた気しかしないけど、
「…おいしい、です。」
思ってた以上においしかったから、よしとしよう。
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なみだうさぎ(プロフ) - 奈緒さん» 言われてみればそうですね!!アドバイスありがとうございます! (2018年7月30日 14時) (レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒(プロフ) - 漫画の表記だとサンドウィッチではなくサンドイッチかと。めんどくさいこと言ってすいません! (2018年7月27日 0時) (レス) id: fb11a646af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎ | 作成日時:2018年6月4日 1時