正統派イケメン苦手なんです 。【安室透／降谷零】

chapter19 ページ20

一瞬、思考が停止する。


アムロサントワタシガコイビト…？



なぜそうなる？！！？！



「えー！！そうなのA？！！」


うう、蘭まで……


「んなわけないでしょ！！コナンくん、無闇に年上をからかっちゃだめだよ〜」



なんて言ってみるけど、そんなことするように見える子じゃない。


なんで急に？





「じゃあなんでこの前、すぐそこの裏道で

安室さんと抱き締めあってたの？」




ん？


この子、笑顔で今なんて言った？




アムロサントダキシメアッテタ…？





「ええええーー！Aそれほんとなの？！」



最悪だ…。



「ち、ちがうの蘭！！これはなんていうかその…事故！！事故なの！！」



いい言い訳が思いつかない。

コナンくんめ……



「けど僕この目でちゃーんと見たよ？」


なんなのよこの子は…！！

小学生じゃなかったら1発やっちゃってるレベル既に。



「確かに裏道には行った！けどそれは落し物を探してただけで、抱き締めあってなんか＿＿＿」







「＿＿抱き締めあってたのではなくて、

僕が一方的に "抱き締めた" んですよ。」




気づいたら、まさにこの話の元凶が私の横に立っていた。



何言っちゃってるのこの人。

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