chapter18 ページ19
チリンチリン
もうすっかり聞き慣れたベルの音が響き渡る。
「いらっしゃいませ〜。あれ、Aちゃん!今日はオフじゃなかった?」
「えっと、今日は蘭の家にお邪魔してて、お昼を食べるためにポアロに。」
「なるほどね!どうぞゆっくりしていって〜。」
梓さんはいつものように微笑むと、空いてる席に案内してくれた。
キッチンをちらっと見ると、安室さんとちょうど目が合ってしまった。
(げっ、やばっ)
すぐに逸らそうとしたが、あっちがすぐにニコッと微笑んできた。
(あの表情、私が嫌いなの知っててわざとやってるな…)
私は仕方なく精一杯の作り笑いを返してから席についた。(ほんとは心の中で中指立ててた。)
「さて、何頼むー?コナンくん、A?」
「私は、アイスコーヒーとサンドウィッチにしようかな。」
久々にお客としてサンドウィッチが食べたくなった。
賄いもいいけど、こうして頼んで食べるのがやっぱり好きだなぁ。
そして3人分をそれぞれ頼み終えると、
「ねぇねぇ、Aさん。ひとつ聞いていい?」
「なに?コナンくん。」
なんだろ。
この子の目、全て見透かしているような目をしてる。
「安室さんとAさんって、恋人同士なの?」
「……はい?」
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なみだうさぎ(プロフ) - 奈緒さん» 言われてみればそうですね!!アドバイスありがとうございます! (2018年7月30日 14時) (レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒(プロフ) - 漫画の表記だとサンドウィッチではなくサンドイッチかと。めんどくさいこと言ってすいません! (2018年7月27日 0時) (レス) id: fb11a646af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎ | 作成日時:2018年6月4日 1時