GHOST ZONE

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「･･･が･･････だよ」

「･･････と･･････じゃん」


なんだか賑やかな話し声に微睡んだ意識が一気に覚醒する。


マ「あ！風磨くん起きた！」

勝「おはよう、風磨くん！」

「…はよ」


じゃれ合っていたらしい勝利とマリウスが目を覚ました俺に気づき声をかけてくる。
寝起きにそのハイテンションはキツくて適当に返事をして、ふと気付く。


「ってかお前ら何してんの？」


未だ片付けられていない蝋燭は勝利に片付けさせるとして。

ニンニクを巻かれている松島と背中に大きな十字架を括りつけられている中島。
え？何してんの？


勝「ほら、健人くんと聡くんは中々な霊媒体質だって前に風磨くんが言ってたでしょ？」

「言ったけど…」

マ「だからそれを予防しようって勝利くんと作戦立ててたの！」


作戦って…
何でそこでニンニクと十字架…
ドラキュラ相手にするわけじゃないって…
ってか俺の部屋がめちゃくちゃニンニク臭いんだけど！


「ニンニクはやめろって！マジで臭い」

勝「えー！だって面白いよ？ニンニク松島！」

マ「聡ちゃん今日からニンニク松島だね！」

松「いや！ならないから！ねぇもう外してよー」


焦る松島を見て笑う勝利とマリウス。
わかった…
こいつら本気で２人を心配してないな。
確実に遊んでやがる。


中「ねぇ風磨」


ニンニク松島に気を取られて忘れていた中島。
すごく真剣な顔で俺を呼ぶが…
背中の十字架がギャグに見える…

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