11話 ページ12
髭切は熱で苦しいのか呼吸が荒くなっていた
「…これは結構、危険な状態だな。早めに処置しないと……」
一刻も早くここから連れ出して手当しないと…
けれどここにはまだ、捕まってる刀剣男士達が…
((ｸｲｸｲ
「ん？どうしたの、堀川」
ふと、抱いていた堀川が私の服を引いてきた
堀川「あーう、だぁう！あ、あ！」
…えっと……ごめん堀川、何言ってる分かんない
和泉守「ありゅじはひげきりの手当てをゆうしぇんしてくれ、だって！」
ナイス！和泉守！！…それと弱っているこの名前は髭切で合っていたみたい
「そうなの？堀川」
私はそう言って堀川に聞くと「あいっ！」と元気よくニコッと笑って返事をした
「ありがとう堀川。でもね、優先したいのは山々なんだけど…堀川達だけにするのは危険すぎるんだよね…」
やっと助けてあげられたんだ…あの前任にまた見つかってしまったら今度こそこの子達の命はない…
かと言って、このまま兄者…髭切を放置しておいたら症状が悪化してしまう……
と、私が悩んでいると
髭切「お、とうと……？」
弱々しく膝丸のことを髭切が呼んだ
膝丸「あににゃ！！」
髭切「ごめん、ね…ぼくが、たすけてあげら、れなく…て…」
膝丸「あににゃはわりゅくない！！わりゅいのはあのにんげんだ！！」
髭切「ありがとう、ね…えっと…あたらしい、しゃにわさん？」
「うん。そうだよ、髭切達を助けに来たの」
髭切「そっ、か…ふふっ、きみはあのしゃにわとはぜんぜん、ちがうね…あったかい…おとうと…？このしゃにわはしんじてあげて…だいじょ、ぶだから…」
髭切は私の何かを感じ取ったのかそう言って弱々しく微笑んだ
膝丸「あ、あににゃがいうなら…」
膝丸も髭切が言ったことに同意したようだ
髭切「ありゅじ…ぼくは、まだだいじょ、ぶだから…ほかの、みんなをたしゅけて…？」
「……分かった。本当は無理させたくないんだけど髭切がそう言うならそうするね。けどこれ以上酷くなったら大変だから…」
そう言うと私は髭切の手を取ると目を瞑った
すると淡い光が髭切を包んで先ほどよりも顔色が良くなったようだった
自分でも何をしたのか分からなかったが咄嗟に思いついたのだった…”神気を分け与えないといけない”と…
髭切は安心したのかまた腕の中で眠っていた
「よし、じゃあ残りの刀剣男士達も助けるよ！」
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雷威(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります…！ (2020年3月3日 19時) (
レス) id: 2efe4e227d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^キャラの喋り方が可愛くて、キュンときました！続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年3月3日 19時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
雷威(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！！て、ティッシュをどうぞ！(= ･ω･)っ ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年12月27日 13時) (レス) id: 2efe4e227d (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ヤバい……鼻血が止まらない！！そして、ショタに傷を付けた審神者、処す……！！！(＃ﾟДﾟ)← とても面白いです！これからも頑張ってくださいね！ (2018年12月27日 12時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
雷威(プロフ) - こだぬきさん» 初めまして！コメントありがとうございます！主人公「コメントありがとう！任せて、加州達にはかすり傷1つもさせないから！応援ありがとう！」 (2018年12月16日 22時) (レス) id: 2efe4e227d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雷威 | 作成日時：2018年8月28日 8時
