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「医刀少女は、その個性自体が、敵にとっては脅威となり得る」
暇だから見学に来た、というオールマイトからアドバイスを貰えば、まずそう言われた。というか、療養してましょうよ。
「しかしそれ故に、弱点が多い。何か分かるかい？」
「………」
少し俯いて思考する。
敵にとっての脅威が必殺技。簡単には対処出来ない技が必殺技。だとしたら、対処さえしてしまえば、敵にとっては恐れるものではない。
つまり、私の個性自体が脅威となり得るのなら、発動さえさせなければ、脅威ではない。
だとしたら弱点は。
「個性発動の"条件"…？」
「そう！それと、個性発動に伴って発生する"デメリット"。これらが、医刀少女の弱点だ」
"条件"は、対象の視認と、発声しなければならないこと。
"デメリット"は、発動する度に体力が奪われ、眠くなること。
"条件"の1つ、対象の視認は、可視範囲が狭くなったから何とかしないといけない。サポートアイテムが必要だ。
発声に関しては、喉を潰されなければ問題無し。喉は打撃でも射撃でも狙いにくい。ただ、発声することが条件の1つだと知られれば、口の動きで個性発動を予測されてしまう。こっちも結局、サポートアイテムが必要になる。
"デメリット"に関しては、この圧縮訓練で克服していくしかない。眠気にはカフェインが効果的だが、即効ではないから、動き回って眠気を飛ばさないと。
体力は体育祭でも言われたように、男子並みかそれ以上の体力をつけなければ。
だんだんとやるべき事が見えてきた。
「もう、大丈夫そうだな」
「あ、はい。ありがとうございました」
頭を下げた後、手を振りながら他のクラスメイトの元へ向かったオールマイトを見届けて、エクトプラズム先生の元へ戻った。
サポートアイテムの相談に、サポート科の開発工房へ向かっていると、後ろから声をかけられた。
振り返ってみれば、そこには切島と上鳴。
「よっ！医刀もコスチューム改良に行くの？」
「うん。2人もだろ？…どこイジんの？」
「俺は…」
そうやって、コスチューム改良や訓練の出来、他愛のない話などをして、3人で工房へ向かう。
着いた途端に、上鳴は発目さんにナンパしたので頭痛をお見舞いしてやった。…するまでもなく、一刀両断されてたみたいだけど。
「どんなのをご要望で？」
「ガスマスクと、可視範囲をサポートするゴーグルみたいなの…作れますか？」
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暁刄(プロフ) - めがさんさん» おわーっ！ありがとうございますめがさんさん！こんなコメント頂けるの初めてでめちゃくちゃ嬉しいです！！気まぐれ更新ですが、気長に待っていてください…！ (2018年10月8日 0時) (
レス) id: 827f04d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
暁刄(プロフ) - 黒田李瑚さん» オチは正直考えてないんですよねー…。だって、ヒロアカのキャラみんなカッコよすぎるから！オチどうしようかなー、って。ずっと悩んでおります笑。この小説の終わり方も正直考えてませんし笑。まあ、おいおい決めていくので、気長に待っていてくださると嬉しいです！ (2018年10月8日 0時) (レス) id: 827f04d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
めがさん(プロフ) - とても面白いです！主人公が1のAやヒロアカの世界に溶け込んでいて、実際のキャラに出来そうな感じがしました…笑更新楽しみにしています！ (2018年9月30日 16時) (レス) id: dec789af05 (このIDを非表示/違反報告)
黒田李瑚(プロフ) - オチは相澤先生がいいです！ (2018年8月26日 8時) (レス) id: 21b5aff288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刄 | 作成日時：2018年8月5日 1時
