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「何をしてんだよ！！」
全くだ。なんて、私が言えたことじゃないけれど。
二次選考はなるべくみんなと行動を共にし、救助に励んだ。テロが発生してからは、キリが良いところで救助に特化した人に任せ、戦闘系の受験者たちと避難所の元へ向かった。
はいいが、テロリストを前に轟と夜嵐が対立しあう。
入試のときは、単純に1位争いをしてるだけだと思っていたが、それだけじゃないらしい。
氷と炎と風。上手く噛み合えば強力な戦力になるのに、それを扱う者達が噛み合わない。
2人同時に個性を使えば、敵に攻撃も当たらないし、風に流された炎が味方を襲うこともある。
ここで冒頭に至るのだ。
ギャングオルカの超音波で倒れていた傑物学園の爽やか先輩は、緑谷によって間一髪で炎から逃れた。緑谷は避難中の最後尾で先輩を運ぶ。
轟と夜嵐がやられたところで、テロリストが避難所に襲いかかろうとしている。誰かが戦線を作らなければならない。
「緑谷、先輩は私が預かるから、戦線を」
「どいてろ」
後方の地面が抉れた。目が怖いよ先輩。
しかし、これでテロリストの足を止めることはできた。
「足は止めたぞ、奴らを行動不能にしろ！手分けして残りの傷病者を避難させるんだ！」
その言葉と同時に、緑谷と駆け出す。
敵がギャングオルカのヘルプに向かうか、制圧しようとする私たちと応戦するか、判断しかねているうちにメスで切りつける。セメント弾が結構厄介だ。流動するものを切っても意味がない。
私に向けてセメント弾を撃つ気配を察するも、避けもできないし、対処もできない。
多少動きづらくなるのは覚悟の上で受け身を取れば、そのセメント弾は私に当たることなく、敵に向けられた。
「尾白くん！」
「助かった、ありがとう！」
「気にしないで！それと、怪我人の避難済んだって！すぐに何人か加勢くるぞ！」
そしてその言葉通り、黒い影と融解性のある液体が敵に襲いかかった。怪我人の避難に徹していた先輩や、梅雨ちゃん、士傑高校の先輩も、敵の制圧に集まりつつある。
ただ、炎が舞い上がっているあの場所は、戦況があまり変わっていないらしい。だからといって、私があそこに後援しても、役に立たない。
緑谷は、役に立つ立たないは関係なく、行くつもりのようだが。
咎める理由もないし、必要もない。緑谷は危なっかしいところは玉に瑕だが、私よりもずっとヒーローだ。
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暁刄(プロフ) - めがさんさん» おわーっ！ありがとうございますめがさんさん！こんなコメント頂けるの初めてでめちゃくちゃ嬉しいです！！気まぐれ更新ですが、気長に待っていてください…！ (2018年10月8日 0時) (
レス) id: 827f04d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
暁刄(プロフ) - 黒田李瑚さん» オチは正直考えてないんですよねー…。だって、ヒロアカのキャラみんなカッコよすぎるから！オチどうしようかなー、って。ずっと悩んでおります笑。この小説の終わり方も正直考えてませんし笑。まあ、おいおい決めていくので、気長に待っていてくださると嬉しいです！ (2018年10月8日 0時) (レス) id: 827f04d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
めがさん(プロフ) - とても面白いです！主人公が1のAやヒロアカの世界に溶け込んでいて、実際のキャラに出来そうな感じがしました…笑更新楽しみにしています！ (2018年9月30日 16時) (レス) id: dec789af05 (このIDを非表示/違反報告)
黒田李瑚(プロフ) - オチは相澤先生がいいです！ (2018年8月26日 8時) (レス) id: 21b5aff288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刄 | 作成日時：2018年8月5日 1時
