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「さっき受けた宣戦布告。改めて僕からも…
僕も君に勝つ！」
クソナードのその言葉で終わった話に、若干イラつきながらも来ていた道を引き返す。
真っ直ぐ歩いて少ししたころ、後ろからだんだん少しずつ近づいてくる足音が聞こえる。最近やけに会うことが多いことは向こうだって分かってんだ。わざわざ俺に話しかけるなんて面倒くせえことしねえだろ。と判断して、後ろの奴は無視してただ歩く。
また少しして、あの隈女を呼ぶ声が聞こえた。低く、威厳がある声に足が止まりそうになったが、何とか我関せずという感じで歩く。ただ歩くスピードは遅くなった気がする。
「……爺様、ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ」
「そんなものがわしに通用すると思うか」
何も言えずにまた歩き出す隈女。随分利己的思考の爺さんだな。
「先程までの戦い、無様にも程があるぞ」
「…そうでしょうか。障害物競争で1位を逃したことで、騎馬戦で有利に動けました。
…必ずしも、1位を取れないことが無様であるとは限らないでしょう」
いつもより低い声で反論する隈女。心なしか、苛ついているようにも伺える。
隈女の反論にたじろぐはずもねえ爺さんは、騎馬戦のことを評価する。
「貴様が爆豪という
小さく歯ぎしりの音。そして速くなる下駄の音。俺に近づいてくる。
「君かね、爆豪という少年は」
いきなり三人称が変わった爺さんに嫌悪しつつ、無愛想に返事をする。
と、頭は下げずに、騎馬戦での隈女の失態を謝罪してきた。隈女は諦めた顔をして一定の速さで爺さんの後ろを歩いている。
少し上にある見下す紅い目を見て、曖昧に返す。隈女より、鋭く、暗く、厳格さが表された絶対零度の眼。思わず冷や汗が垂れる。
ふと出てきた爺さんの左手。何故か咄嗟に防御の体制をとった。が、
「君の個性、実に素晴らしい。それに加えて身体能力も高い。賞賛に値する力だ。頑張り給え」
上辺の言葉を並べて、俺の左肩に手を置く。ふと、爺さん越しに隈女を見ると、
「何だA。その構えは」
さっきまであった距離は3mまで縮み、こっちに手を伸ばしている。表情は焦燥そのもの。
「………！！」
「わしが怪我を負わせるとでも思ったか。たった今この少年を賞賛したばかりだぞ」
眉を顰めて、歯を食いしばる隈女の姿に、コイツも何かあると感じた。
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0405 sorizae(プロフ) - 戦闘衣装のURLって何処かに貼ってあったりしますか？ (2018年8月27日 9時) (
レス) id: c835902793 (このIDを非表示/違反報告)
八神 - キツく言い過ぎだと思いますけど (2018年3月24日 21時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
赤松パーカー(プロフ) - ご指摘通り変換されてない場所直しました。ご指摘ありがとうございます。すみませんでした…！これからも誤字等ありましたらお願いします！ (2017年5月2日 5時) (レス) id: e47bfb79c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されてないんですけど？？何で名前が赤松パーカーなんですか。やめてください。 (2017年5月1日 12時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刄 | 作成日時：2017年4月18日 20時
