〈8〉 雄英体育祭_2章_ 1 ページ43
15分間のチーム決め兼作戦会議。
轟はもう決めているし、爆豪の周りには騎手爆豪の騎馬希望者の群れ。こういうのだと、私は騎手をやるより騎馬でサポートした方がいい。どうせ緑谷のポイント争奪戦になるんだから、動きを止められる個性が重要視されるはず。
私の場合、視覚を消して混乱させてもいいし、筋肉の萎縮·硬直、筋力の低下でフィジカルを抑制させてもいい。
なら騎手は、と似た髪型の2人の元へ交渉に行く。
未だ群がるソイツの騎馬希望者を軽く押し退けて、前に出る。
「爆豪、私と組もう」
挑戦するかのように口角を上げて、爆豪に交渉する。爆豪は怪訝な顔をするも、私に個性を聞いてきた。
「まあ、簡単に言えば…身体機能操作ってところかな。機動力と脚力を強化して騎馬のスピードを上げられるし、視覚を消したり、足の筋肉筋力をいじったりすれば、他の騎馬の動きを止められる」
流石に全員なんてのは無理だけど、と続けると全員は無理なんかよじゃあ失せろ。と爆豪。
そんな爆豪に、目を細めて更に口角を上げる。わざとらしく息を吐いて、そうか、と後ろを向きながら言う。
「じゃあ緑谷の騎馬で君の動き止めてポイント掻っ攫」
「よし俺と組め隈女ァ…！！」
ハハ、ナイス判断。と肩を掴んできた爆豪に振り返ってニヤリ顔で言う。
早口+大声で煽るように言えば、即座に自分と組めと命令する。緑谷の名を出してしまえば、見え透いた策にもこんな簡単に嵌ってしまう。おそらく、今のやり取りを見ていた全ての人が、
チョロい
と思ったであろう。私はチョロすぎると、内心大爆笑だったが。
そして騎馬希望者の中にいたA組は、爆豪が私に組めと言った瞬間、声を揃えて驚いていた。そりゃそうだ。普段口喧嘩ばかりしている2人が組むのだから。
爆豪はそんな驚きの声も聞こえていないようで、後1人の騎馬を選んでいた。
大した作戦も立てないまま、騎馬戦開始のカウントダウンが始まる。爆豪曰く、実質1000万Pの争奪戦なわけで、作戦も何もいらないそうだ。まあ、ごもっとも。
「3！！」
「狙いは…」
「2！！」
「1つ」
「1…！」
START!!!
一斉に緑谷チームめがけて飛び出す全チーム。逃げ回る一手しかない緑谷チームは、右往左往していて突っ込むにも突っ込めない。それに加え、サポート科のサポート機械もあるから騎馬ごと飛ぶこともある。
飛ぶことに関してはコイツにはあまり関係ないか。
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0405 sorizae(プロフ) - 戦闘衣装のURLって何処かに貼ってあったりしますか？ (2018年8月27日 9時) (
レス) id: c835902793 (このIDを非表示/違反報告)
八神 - キツく言い過ぎだと思いますけど (2018年3月24日 21時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
赤松パーカー(プロフ) - ご指摘通り変換されてない場所直しました。ご指摘ありがとうございます。すみませんでした…！これからも誤字等ありましたらお願いします！ (2017年5月2日 5時) (レス) id: e47bfb79c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されてないんですけど？？何で名前が赤松パーカーなんですか。やめてください。 (2017年5月1日 12時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刄 | 作成日時：2017年4月18日 20時
