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2回戦目の講評が終わり、次の対戦。
爆豪はずっと黙ったまま。現実を受け止めようとしているのかもしれない。
無個性で雄英合格なんて叶うはずもなかった幼馴染が、自分と同じスタートラインに立って、つい先程その幼馴染に負けたこと。
それに加え、冷静ながらも怒りに任せて愚行を重ねた自分の行動を、悪く評価した人物の物言いに納得してしまったこと。
狭かった視野が広がり、そこに圧倒的な力を持った人物が現れ、同年代で高い壁となる人物に絶望したこと。
対戦が次々に行われていく中、らしくない表情で、らしくないことを考えていそうな爆豪をずっと横目で見ていた。
そして小さく溜息。
「ねぇ」
「……………………」
「これは私のただの見解だが、」
「……………………」
「…緑谷は、君にいじめられていた分、仕返ししたんだよ」
「……………………」
「…悔しいなら、また君が仕返しし返せばいいじゃないか」
「……………………」
「………何そこまで落ち込んでんだよキショクワリィ」
「……………………」
「……………………」
「………ぅっせえな。……わぁーっとるわ」
掠れた低い声で言い返してきた。
近寄って私なりに励ました。いつもなら些細なことでも言い返してくるから、無言の爆豪に調子が狂った。
中学からお互いに悪口暴言吐き出し合ってきた相手の励ましなんか効果無いか。なんて思っていたが、それなりに効果はあったようで、爆豪の顔はつい先程よりだいぶマシになっている。
まあ、結果オーライ。
って思ってたらいつの間にか私の番。
うそだろ励ますまでどれだけ爆豪のこと見てたんだ恋する乙女か私の馬鹿野郎。
どうやら百ちゃんとやるらしい。1対1で制限時間は10分。それぞれの勝利条件は変わらず。私はヒーロー側だそうだ。
「負けませんわAさん！」
少し上から聞こえたその声に顔を上げる。張り切っている純粋な百ちゃんの目をじっと見て、挑発するかのように口角を上げる。
「勝ってみなよ百ちゃん」
私は爆豪みたいに過信しない。これは私の長所である。
自分を客観的に見て分析し、判断・行動する。
客観的に自分を見る、なんて難しいことだが、家柄に囚われて小さい頃からそう教わってきた。周囲の状況を素早く理解し判断することも。
だから、判断力では負けたくない。
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0405 sorizae(プロフ) - 戦闘衣装のURLって何処かに貼ってあったりしますか？ (2018年8月27日 9時) (
レス) id: c835902793 (このIDを非表示/違反報告)
八神 - キツく言い過ぎだと思いますけど (2018年3月24日 21時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
赤松パーカー(プロフ) - ご指摘通り変換されてない場所直しました。ご指摘ありがとうございます。すみませんでした…！これからも誤字等ありましたらお願いします！ (2017年5月2日 5時) (レス) id: e47bfb79c8 (このIDを非表示/違反報告)
神崎舞(プロフ) - 名前変換されてないんですけど？？何で名前が赤松パーカーなんですか。やめてください。 (2017年5月1日 12時) (レス) id: 348d6ee4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁刄 | 作成日時：2017年4月18日 20時
