有岡くんの彼女の私

不安と気持ち-2 ページ10

みゆside








みゆ｢ふぅー。｣





私は広いベッドの壁際によりながら寝る




だって、隣には大貴君が来るから。









私のちょっとした寝相で彼の機嫌を




損ねてはならない。






目は閉じたけどやっぱり眠れない









大貴くんは





今、何を考えていて



誰と話をしていて




誰の事を想っているの？









前みたいに笑顔で



『みゆっ』






って呼んでよ……っ









愛してよ……









私が大貴くんの愛し方がわからなく前に









でも、朝起きたらケロッと前の優しい



フワフワした大貴君になるんじゃないかって





優しく抱きしめてくれるんじゃないかって







そんな淡い期待を胸に









目を閉じた









夢の中で



｢みゆ、ごめんな…ごめん｣








優しく声をかけてくれる。



これは誰なの？









大貴くん？





そんな分けないよね……






でも、凄く愛情を持って接してくれる




その、誰かに甘えた









私はその温かなぬくもりののなか








眠りに落ちた

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