有岡くんの彼女の私

不安と気持ち-18 有岡side ページ26

大貴side







俺はあのまま一晩中泣いた。






朝起きると









まだ、みゆは眠ったまま。









大貴｢みゆ、｣






声をかけるが返事はない。






大貴｢朝だよ？｣









部屋には機械音ばかり流れる。








この音はみゆの生きている証。









でも、何故こんなにも切なく聞こえるの？






俺には、もうみゆしかいないんだよ……






大貴｢っ。みゆ……っ｣









ずっとそばにいてやりたい。





でも、昨日も仕事に穴を開けた癖に







今日もなんてわがまま言ってられない。









大貴｢行ってくるね｣









チュッ









そっと、おでこにキスをして部屋を出た。









みゆを見てるだけで









涙が止まらない。









俺はいつから愛し方を間違えてしまったのだろう。









みゆが目覚めたら、









全部話して、優しくしよう……









そう、心に誓った

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