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警察の人が引き返した頃、まだポアロにいるコナン君に声をかけた。
「 コナン君 」
「 …なぁに？ 」
振り向いた顔は子供らしいあどけない笑顔。
でも、あの人の昔を知っている私にとっては既視感しか覚えない。
いや、既視感っていうか懐かしみ？って言った方が正しいのかな？
よく分かんないけど。
とにかく私はそんな笑顔に騙されないぞコナン君。
「 あれれ〜、おかしいぞぉ？私のこと覚えてないのかぁ 」
こてん、と可愛らしく首を傾げてみる。
こんな歳になってまだ何してるんだ私は。
勢いでやっちゃったけどコナン君の冷たい目線怖すぎ。
どうせこの子のことだからシラを切るでしょう。
しかしながら私は確証を持っているのだ…記憶という名の確証をな(キラキラ)。
「 な、なんのこと？ 」
メガネ越しに少し目が揺らいだ。
こちとらロンドンじゃ有名な探偵だったんだぞ舐めんな。
「 もぉとぼけちゃって〜 」
新一くん
そう耳元で囁くと、真横から唾を飲む音が聞こえた。
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続く (更新停止中)
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作者名：みーゆ@ | 作成日時：2018年8月19日 23時
