最悪な出逢い2 ページ2
社員:「じゃあ、頑張ってね。伊藤さん。」
千:「はい、ありがとうございました。」
私は西島先輩の横のデスクに座った。
千:「今日からお願いします。」
すると、西島先輩はこっちを見てふっと笑った。
千:「何ですか?」
西:「いや、お前ちっせーなー。と、思って。」
..........は?
今、なんつった。
千:「......なっ!」
この人、失礼でしょ!否定はできないけど...
かっこいいって思って損した。
西:「怒った?」
千:「いえ、怒ったなんてもんじゃないですよ。
ムカつきすぎておかしくなりそうです。」
西:「面白ういこというなぁ。」
千:「もういいです。しゃべりかけないでください。」
イラつきすぎて目頭が熱くなってきた。
西:「そんな怒んなよ。嫌いななった?」
千:「安心してください。嫌いですよ。」
西:「ほんと面白いよな。」
千:「やめてください。ほんとに。
これ以上私に話しかけたら、なに壊すかわかんないですよ。」
西:「壊せないでしょ。」
千:「私、こう見えても柔道習ってたんで。
やろうと思えば先輩の事一本背負いできますよ。」
西:「怖っ。」
千:「っていうか、仕事内容を教えてください。
私は仕事をしに来たんです。
先輩とおしゃべりしに来たんじゃありません。」
そうだ。こんな人と話すより仕事をしなければ。
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作者名:MAAAS | 作成日時:2016年11月28日 21時