#249 ジ「どシリアスやなぁ...」 ページ24
ころんside
何で？何で僕に何も言わずにさとみくん達には話したの？
何度も、貴方の為になりたいと僕は訴えた筈なのに。
不安そうな目でこちらを見つめるるぅとくんに僕はそう思わざるを得なかった。
だって、貴方は僕の恋人。
貴方の1番になりたいの。
誰にも、譲りたくない
＿＿＿＿＿＿＿もう嫌だ、こんな自分。
「ねぇ、ころちゃん...？」
「るぅとくんの1番大切な人って誰？」
感情に任せて僕は口を動かす。
彼の意見なんて、全部無視。
「(でもそんなのダメだって、僕...)」
心の中では分かっている。
それでも、止まらない、止まれない。
「1番...って言われても...」
一瞬目を泳がし、熟考するるぅとくん。
＿＿僕が1番じゃないの？
＿＿すぐに言えないの？
＿＿さとみくんが1番大切な人なの...？
「(違う、こんな事言いたいんじゃないでしょ)」
頭を振ってもその考えは消えてくれない。
そんな中でも僕の気持ちは収まらずに、口だけが回る。
「...ねぇっ」
嬉しそうに声をあげたるぅとくんを無視して。
「何、すぐに言えないの？」
「え？」
「僕が1番じゃないの？何ですぐに言ってくれないの？......あ、それともさとみくんが大切？」
「ち、ちが...！！」
「僕は君にとって何番目？
.........何番目なの...？」
「.........ころちゃん...っ！！」
違う違う違う違う違う違う違う！！
僕が言いたいのはそんな事じゃない！！！
段々と涙目になっていくるぅとくんを冷然と睨み、僕は淡々と話し続ける。
「＿＿＿＿ころちゃん、話を聞いて...！」
...一瞬だけ、我に返った。
......僕はるぅとくんを悲しませるつもりは無い。
ただ、自分の中の独占欲が疼いただけ。
...ただの我儘なんだ。
「話...？聞いたよ？全部全部全部」
顔を下に向ける。彼の顔を見ない為、保身の為。
僕の心とは裏腹に思いを話す、話す。
僕の中の悪魔が暴走するのだ。
「何度も聞いてきたでしょ？ずっと、僕は」
「頼ってって、叫んできた筈でしょ」
「なのに僕を頼ってくれなくて、1番にしてくれなくて」
「挙句、るぅとくんは他の人を頼った」
「分かってないよ、本当...」
.........喋り続ける。
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿本当、最悪」
きっと、何処かで選択を踏み外してしまった。
「.........っ！！」
顔を上げ、目を細める。
...違う、そんな顔、
「＿＿＿＿＿ごめんなさ...」
泣かせるつもりなんて、無かった。
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らっきーすとぷりめんばー！
るぅとくん＆ジェルくん
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ひのぉ.√ - 徹夜で読んで大号泣してますっ！！！最高すぎます！！！！更新待ってます！！！！ (2023年1月22日 6時) (
レス) @page29 id: 979ffa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - ひまですぴよさん» ありがとうございます！ちょこちょこ更新していきます！ (2022年10月1日 22時) (レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - 幸亜衣さん» 初コメありがとうございます！返信遅くなり申し訳ございません...現在絶賛亀更新の私を尊敬してもらっていることがとてもありがたいです！期待に応えられるよう、頑張っていきます！ (2022年10月1日 22時) (レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - ありす君さん» 一年越しですね...ありす君ごめんなさい、ログアウトしてしまい通知に気付かなくなっていました...ありす君にコメント頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年10月1日 22時) (レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
ひまですぴよ - 大好きな小説です！！！更新待ってます！！💕 (2022年9月11日 20時) (レス) @page27 id: 501351b8eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 | 作成日時：2020年8月15日 16時
