#141 な「白組ー！勝つぞー！おー！！...帰りたい」← ページ6
ジェルside
「白組ぃぃぃぃ！絶対勝つぞぉぉぉぉぉ！！！」
「「「おおおおおおお！！！」」」
......皆賑やかやなぁ...
彼等の雄叫びを尻目に、俺は応援席の方を見つめる。
なーくんはこちらに気付き自分の頭を指さした。
「(...頭？ってハチマキか)」
ズレていたらしいハチマキを気合いと共に付け直し、俺は彼に手を振り入場する。
「(体育祭終わったらなーくんから返事聞くんや...少しでも良いとこ見せないと)」
綱の近くに座り、スタートを待つ。
その時、違和感に気付いた。
......周りの白組は皆何かにビクビクしていた。
「えっどしたん、皆...」
近くの奴等に聞こうとすると隣の人が
「ジェル、あれ...」
と、赤組の1人を指さす。
「......莉犬...？」
ここから見ても分かる凄い殺気だ。
まさかと思いながら先程の応援席を向いた。
＿＿＿そこで見たのは、さとみがなーくんと楽しそうに喋っている姿。
「応援くらいしろよ脱糞ゲーマーが...何デレデレ喋ってんの...？」
「(待って嫉妬怖い)」←
応援されるのを期待していたのに裏切られたのだろうか。
というか馬鹿力発揮するやんけ、おいさとみお前今から莉犬を......
「莉犬ぅぅぅ！！！頑張って負けろよぉ！！」
「.........！！」
殺意増し増しだった彼はさとみの言葉に一瞬にして頬を染めた。
「う...うっせぇ！絶対勝ってやるからな！み、見とけよ！！」
「おうよ！頑張れー！白組！！莉犬に負けんなよ！！」
クスクスと忍び笑いが漏れる中、殺気を目の当たりにしていた俺達は笑う余裕も無くほっと一息ついた。
「......絶対勝つで！白組！！」
俺のガッツポーズを見た白組皆は
「「「おぉ！！」」」
と笑顔で返事をしたのだった。
「......始めますよ、ようい...」
パァン！！
ピストルの音と共に全員が立ち上がり綱を引き始める。
「く...強い...」
「負けんなよー！！」
「ジ、ジェルの顔...お、面白...」
「赤��！み、見ない方が...ふふっ」
時間が経つ事に赤組の力が何故かだんだん弱まっていくのを感じた。
それどころか俺の前に居た白組の奴等がこちらを振り向き大爆笑をしている。
「ち...ちょっとジェル...お前頑張ってくれ...」
「...おう？」
前の生徒が笑いながら俺に責任を託した。
「この日の為にめっちゃ頑張ったんや...never give up！！」
発音の良い英語を発しながら思いっきり綱を引く。
数秒の後、笛が鳴らされた。
審判は綱の場所を確認し、大きく叫んだのだった。
#142 こ「どんな顔？ご想像にお任せします」→←#140 ジ「題名？イケメンな俺...ってかこれもう定番になってへん？」←
らっきーすとぷりめんばー！
るぅとくん＆ジェルくん
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鈴音 - はちみつ。さん» やば、一年越しに煽りコメ気づいちゃった......はちみつよりは変態じゃないわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！ (2022年10月1日 22時) (
レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ。(プロフ) - ひゃぁっほおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！すずちゃあああああああああああん！！！！！！へーーーー、んったい！！！！！！！ (2021年3月31日 15時) (レス) id: 332114d2f5 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - 返信ありがとうございます！ (2020年11月23日 12時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 2度目のコメントありがとうございます！ななジェルは可愛い！ですよね、ころんくんはヤンデレで良いと私も思いまs(( (2020年11月23日 9時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - ななジェル可愛いすぎません？ころちゃんはヤンデレでいいと思いまs(( (2020年11月22日 21時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 | 作成日時：2020年5月30日 11時
