君のヒーローになるには。vol.4

#178 ジ「るぅとって寝たらとことん寝るよな。ほんならゲームで徹夜すんなや」← ページ43

るぅとside

「んー...」

パチリと目を開く。...どうやらいつの間にか寝てしまっていたらしい。

右腕で揺れるブレスレットを見て微笑み、頭を掻きながら起き上がろうとする。

......そういえば、僕の頭の下にあるこの感触は何？

床にしてはとても柔らかいし。

クッションや枕にしては少し温かい。

というか僕はいつからどこで寝ているのだろうか。

枕らしいものに触れてみると、誰かの太腿だという事を理解する。


.........嫌な予感がして、ゆっくりと上を見上げた。


「..................」

シャラン...と鈴が鳴る。

僕のブレスレットに付いていた苺の形である鈴と同じ音。

でも今のは僕の鈴では無く。


「......おはよ。るぅとくん。よく眠れた？」
「...............は。」

彼の右腕に付けた黄色いブレスレットの鈴の音。

僕は何と。


ころちゃんの膝の上で寝ていたのだ。

時計をチラ見する。

＿＿＿＿もうすぐ7時。

「............」


1時間も寝ていた...のか？


その間ずっところちゃんの膝の上？


顔が熱くなる。


「こっ...ここここここころちゃん！！ごごめんねねね！！？」
「落ち着いたら？僕は別に平気だし。...ってかるぅとくんご飯ちゃんと食べてる？軽過ぎなんだけど」
「えっ............と......」

ゆっくりと目線を逸らす僕に彼はため息をつく。


「......昨日の夜から食べてないんでしょ」
「うっ」
「だーかーら、何でそんなに自分よりゲーム優先なの！？最初に会った時に思ったけどいっつも食べ無さ過ぎ！！馬鹿！！」

図星を付かれ、ころちゃんの顔を見れずなされるがまま肩を揺らされた。


「ごめんなさいごめんなさい...」
「.........ったく。皆下で夕飯食べてるから。食べに行くよ！」
「はい...申し訳ございませんでした...」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
無観客ライブめっちゃ良かったですよね！？るぅころ尊かった...もう死んでもいい((
鈴音(2020/08/28 19:42:07)

#179 こ「許さない......絶対詐欺った...」←→←#177 さ「しばらく触れなかったあの件についてwww」

らっきーすとぷりめんばー！

るぅとくん＆ジェルくん

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