#151 さ「るぅと怒らせたら人類滅亡だな、俺は負けないけど」 ページ16
莉犬side
《あ、赤組の勝利...》
戸惑う放送を尻目に、俺は呆れ返る。
「るぅとくん、暴れ過ぎだよ...」
彼はジェルくんと睨み合ったと思えば相手のチームにジャンプで乗り込んで押さえ込み、ハチマキを強引に奪い取った。
その直後、地面に体はおろか足も付ける事無く自分のチームへ戻る。
「皆さん、次あそこのチームです。赤組劣勢みたいなので」
「全く赤チームが劣勢になる気がしないのは俺だけか？」
「僕もそう思った」
「おい、もう何も言わず終わらせようぜ。疲れた...」
と言う声も聞こえた更に後には彼の右手に5本のハチマキが握られたという。
「「「「「(恐怖)」」」」」
生徒だけじゃなく、この場全員がそう思った事だろう。
「勝ちましたー！」
応援席に戻って来たるぅとくんは笑顔でそう言った。
「本気出したんですが...やっぱり白組は強いですねぇ...」
「(嫌味かな)」←
俺の隣の席に腰掛けながら水筒に手を伸ばす。
「...ころちゃんにいいとこ見せよーと思ったら調子乗っちゃいました」
「あぁ、そういう事情か」
好きな人にはかっこいい所見せたいって気持ちは分からなくも無いけど。
「流石に好きな人の頭掴むのは良くないわ」
「...すみません、ホント調子乗りました」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ころんside
「...勝てたな」
「もう黄神1人で勝ったんじゃね？」
早く戻って行ったるぅとくんとは違い、僕等はゆっくり話しながら応援席へ向かっていた。
「あれは付き合った奴相当苦労するぞ...」
「紺野、頑張れよ」
「へっ？え、なな何で！？僕別に好きじゃないし！」
手を振り否定すると「いやいや」と2人が更に否定する。
「選挙の時。あれ分かりやすすぎて全校生徒全員気付いたんじゃねってくらいだぞ？」
「好きなんだろ？会長の事」
「...う」
目を背け、小さく肯定する。
「やーっぱりな！」
「まぁお前良い奴だし、選挙の話の通り黄神も何だかんだ変だけど悪い奴じゃねぇし。お似合いじゃね？」
「おにっ！？」
........."お似合い"と言う言葉に驚きもしたが、僕はすぐに冷静になった。
るぅとくんのいい所をちゃんと見てくれてる人が居たからだ。
「会長優しいしなー、ツンデレって言葉が合ってる」
「黄神はクーデレじゃね？ツンデレは隣のクラスの赤��」←
「るぅとくんは冷めた態度なんてとってないでしょ...」
彼等と会話をしていると応援席に辿り着く。
「3人とも」
そんな僕達に話しかけたのは、当の本人だった。
#152 ジ「17ページで体育祭やっと終盤て、長かったな」→←#150 莉「久々にるぅとくんが天才で腹黒って事思い出した」←
らっきーすとぷりめんばー！
るぅとくん＆ジェルくん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴音 - はちみつ。さん» やば、一年越しに煽りコメ気づいちゃった......はちみつよりは変態じゃないわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！ (2022年10月1日 22時) (
レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ。(プロフ) - ひゃぁっほおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！すずちゃあああああああああああん！！！！！！へーーーー、んったい！！！！！！！ (2021年3月31日 15時) (レス) id: 332114d2f5 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - 返信ありがとうございます！ (2020年11月23日 12時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 2度目のコメントありがとうございます！ななジェルは可愛い！ですよね、ころんくんはヤンデレで良いと私も思いまs(( (2020年11月23日 9時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - ななジェル可愛いすぎません？ころちゃんはヤンデレでいいと思いまs(( (2020年11月22日 21時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴音 | 作成日時：2020年5月30日 11時
