#143 る「鈍感って怖いですね」← ページ8
るぅとside
「苺ミルク要らんのー？」
「それを取ったら負けそれを取ったら負けそれを取ったら負けそれを取ったら負け...」
白組から挑発(という名の慰め)に来たさとみくんは莉犬に素直に苺ミルクを渡そうとはせず、挑発に挑発を重ねている。
「素直にあげればいいのに...」
「そういうツンデレ要素は莉犬だけで十分ですよね...」
僕ところちゃんは呆れながら2人の会話を聞いていた。
「ばーか！か弱い癖に綱引きとか！www爆笑もんだわwww」
「うっせぇ！！黙れクソゲーマーが！！」ﾊﾞｷｯ
「はっ？ちょ...痛てぇんだよお前の攻撃！！何でそんな脛ばっかり狙うんだおい！！」
「殺す...！！！」
「いや、マジごめん調子乗った許して」←
「絶対許すまじ...！！！」
「...そろそろ止めますか」
「あれ本気で殺るタイプだわ」
2人で彼等を引き剥がしながら莉犬を宥める。
彼は涙目でずっとさとみくんを睨んでいた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「さとみくん...ちゃんと慰めれば良かったのに」
僕の肩に手を回し真っ青な顔をするさとみくんをズルズル白組の方へ連れて行くと彼はボソリと
「...慰めるとか冗談じゃねぇ」
「素直になればいいのに」
「オメーに言われたくねぇよ」
バシッ
「いった！！なぁ俺怪我人なんだけど！？」
「...莉犬は、さとみくんの為に頑張ってたよ」
「............へ？」
僕の事をからかってきたさとみくんにイラつきが頂点に達し、もう言ってやろうと思った。
...このままだと莉犬が可哀想だし。
「さとみくんに褒めてもらうんだって、気合十分でしたね」
「.........へぇ、そー...なんだ」
「そろそろ気付いたらどうですか。何また僕の時と同じ運命辿ろうとしてんの？」
「え？...それって？」
「......次の競技、借り物競争ですね。莉犬はそれに出るそうです。...後は頑張ってください」
彼を自分から引き離し、それだけ言って立ち去ろうとする。
......っていうか...
『え？...それって？』
「(ガチで莉犬の気持ちに気付かないんですかあの人......)」
......莉犬、この恋、前途多難だよ。
僕のため息をかき消すように2.3年生の種目は終了し、借り物競争の時間がやってくる。
「...えーと、確かころちゃんと莉犬くんが出るんでしたっけ。同じ赤組として応援しないと」
《借り物競争に出場する生徒は集合してください》
【次の1年種目:借り物競争】
#144 莉「殺す...体育祭全て滅ぼす...」→←#142 こ「どんな顔？ご想像にお任せします」
らっきーすとぷりめんばー！
るぅとくん＆ジェルくん
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鈴音 - はちみつ。さん» やば、一年越しに煽りコメ気づいちゃった......はちみつよりは変態じゃないわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！ (2022年10月1日 22時) (
レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ。(プロフ) - ひゃぁっほおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！すずちゃあああああああああああん！！！！！！へーーーー、んったい！！！！！！！ (2021年3月31日 15時) (レス) id: 332114d2f5 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - 返信ありがとうございます！ (2020年11月23日 12時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 2度目のコメントありがとうございます！ななジェルは可愛い！ですよね、ころんくんはヤンデレで良いと私も思いまs(( (2020年11月23日 9時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - ななジェル可愛いすぎません？ころちゃんはヤンデレでいいと思いまs(( (2020年11月22日 21時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 | 作成日時：2020年5月30日 11時
