�供除� ページ10
バタンと扉の閉まる音が聞こえた
私は、私の腕を掴む松田をじとっと見つめる
『…ちょっと、降谷さん行っちゃったじゃんかっ』
「うるせぇ、よっ…！」
松田は片手で腕を握り、力いっぱい引っ張る
私も対抗して引っ張り返す
てか、なぜ止める
寂しくなったか？1日会わないとこうなるのか？
『まさかジェラシーですか？ジェラシーなんですか？松田にも可愛いところが…痛い痛い！』
おちょくって言うと松田に腕をより強く握られた
「俺と萩のこと聞きてぇなら俺に聞けばいいだろーがよ」
『松田嘘つくだろ。自分から喧嘩ふっかけたのに、相手がふっかけたって言うんだろ』
「……。」
「小鳥遊、まだかかりそうか？」
ｷｨと扉の開く音と降谷さんの声が聞こえた
『ちょっと待ってて！』
はいはい、と呆れた声がバタンと閉まった扉の奥から聞こえた
「あいつまだいんのかよ…！っ、うおっ…！」
私は降谷さんの呼び掛けに少し力が緩む
松田は私の腕を引っ張ったままなので…要するに……
『え！？うわっ…！！』
ｶﾞﾀｯと大きな音が鳴り、私はそのまま松田に引っ張られ倒れた
『いった……松田、頭打ってない？』
「……っあぁ、何とかな…」
私が急いで手をついたので、額と額がごっつんこにはならずに済んだ
「…はやく、退けよ…」
松田が引っ張ったから私が上に乗っかる形になってしまった
所謂床ドンだな。松田にされると癪だが、自分がやるならちょっと面白い
『…なぁ、松田。』
「んだよ」
少しくらいからかってもいいだろうと思い、松田に顔を近づける
松田は嫌そうにそっぽを向いた
少女漫画とかにありそうな台詞を頭の中で探し、セレクトする
けど、選び抜いたその台詞は私の口からは出なかった
それよりも疑問の方が強かったから
『……え、なんで耳真っ赤なの』
「…！」
『う、うそ、私に床ドンされたのがそんなに惨めだった…？』
そっぽを向いていた松田は私の方に向きなおる
「こ…」
『こ？』
「っ、このやろ…舐めやがって…！」
松田は腕を私の腰に巻き付け、もう片方の手で私の頬を掴んだ
『ちょっと！離してっ』
退けと言ったくせに、なんで離してくれないんだ
私の顔は固定され、顔面偏差値の高い松田の顔が視界を埋める
付け足すとすれば顔の真っ赤な…だ。
「…覚悟しろよ」
『え、まつ…』
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あまね(プロフ) - おわた (11月19日 1時) (
レス) @page23 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - よもぎ杏さん» うぅ…ありがとうございます……。どうにかこうにか頑張ります(ง •̀_•́)ง (2022年12月22日 1時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - 分かります......書いてあった小説消えると書く気が失せますよね。更新いつでも、ゆっくり待ちます。お体には気をつけて。 (2022年12月22日 0時) (レス) @page23 id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - ブラウンクリームさん» ありがとうございます^^読んでそう思っていただけるのはとても嬉しいです！景の旦那…いいですよね…！((( (2022年12月1日 8時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウンクリーム(プロフ) - 景光の旦那が尊すぎる……。(尊死 (2022年11月21日 22時) (レス) @page21 id: f8cbe4aca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pikurusu_946 | 作成日時：2022年7月22日 22時
