�此除� ページ22
我ながら下手な嘘をついてしまったような気がする…
無意識に飛び出したから仕方ない。脳があとから着いてきてしまったんだ
「確か、こっちの方に……」
そういえばこの先は行政職員の寮だったような…まさか、もう部屋に戻ってしまっただろうか
「…！良かった…」
入口の角を曲がってすぐ、視線の先には探していた彼女がいた
けれど、安堵は直ぐに不安に変わった
壁にもたれながらフラフラと歩く姿
壁があるからなんとか立てる状態のようで、俺は直ぐに彼女に駆け寄った
「Aちゃん…！」
・
頭の中がうるさい
自室までの道のりが遠い
脚は痛みを増していた
釘を打ち込まれるような…ドリルで穴をあけられるような…
叫びたい。この痛みをどこかに投げ出してしまいたい
けれど口を開ければ喘ぐような嗚咽のみが地面に落ちる
助けて…
助けてくれる人なんていなかったのに心の中はそればかり
突然呼ばれた名前
咄嗟に振り向いた
恐怖なのか、不安なのか、安堵なのか、無意識なのか…そんなもの分からない
地面しか映らなかった視界がやけに開けた
『もろ、ふし…さん』
いやだ、来ないで。
お願い、助けて。
もう自分がどうしたいのかも分からない
『…………ぁ…』
萩の…松田の…
2人の目と一緒だ
私を救い出してくれた時の目
私はあの時何をした？
俯いた目線の先にある自分の手が震えている。
今震えているこの手で松田の手を振り払ったのだ
『……あ、ぁぁｯ……』
最低だ。最悪だ。
『ごめ、ごめんなさい、、ごめんなさいｯｯ、…』
「……。」
私は廊下に崩れ落ちた
溢れる嗚咽と言葉が止むまで彼はずっと背中をさすってくれた
「俺が言っても薄っぺらいかもしれないけどさ…ゆっくりでいいと思う、よ。親友の存在は思ったより大きいんだ。」
俺も、そう。諸伏さんは恥ずかしそうに呟いた。
「もう大丈夫。俺は行くね。御役御免…ってやつかな？」
『……え…？』
「……小鳥！！！！」
『…つ、る……？』
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あまね(プロフ) - おわた (11月19日 1時) (
レス) @page23 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - よもぎ杏さん» うぅ…ありがとうございます……。どうにかこうにか頑張ります(ง •̀_•́)ง (2022年12月22日 1時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - 分かります......書いてあった小説消えると書く気が失せますよね。更新いつでも、ゆっくり待ちます。お体には気をつけて。 (2022年12月22日 0時) (レス) @page23 id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - ブラウンクリームさん» ありがとうございます^^読んでそう思っていただけるのはとても嬉しいです！景の旦那…いいですよね…！((( (2022年12月1日 8時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウンクリーム(プロフ) - 景光の旦那が尊すぎる……。(尊死 (2022年11月21日 22時) (レス) @page21 id: f8cbe4aca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pikurusu_946 | 作成日時：2022年7月22日 22時
