�機除� ページ9
※表現が一部軽くグロテスクなところがあります※
＿＿＿＿＿＿
「痛ってぇ…何すん……だ…！」
後ろから押された。多分小鳥遊に。
コンクリートに叩きつけられた。悪戯にしては度が過ぎる。
俺が後ろを向くより先に
萩が叫んだ
「…ｯ小鳥ちゃん！！！」
後ろを振り向けば小鳥遊はいなくて
横断歩道の白線には赤黒いものが着いていた
鉄の匂いが鼻を霞む
赤黒い絨毯の先を辿る
嫌な予感がした
「…た、小鳥遊…？」
先には水溜まりがあった
その中心には人が倒れていた
関節はありえない方向に曲がり、節々が赤黒く染まっている。足がタイヤに潰されたのか出血が酷い。足首は皮一枚で繋がっているようだった。
助けなきゃならないのに動けねぇ…
きっと俺のせいでこうなったんだろうって考えちまう…
「小鳥ちゃん！小鳥ちゃん！！」
萩が叫ぶ
必死に意識があるか確認している
「陣平ちゃん！！何ぼさっとしてんだよ！救急車！！！」
「！！おう！」
萩の呼び掛けでやっと身体が動いた
近くの公衆電話に駆け込み、受話器を取る
たった3つのボタンを押す手が、指が震える
1
1
9
「“119番、消防署です。火事ですか？救急ですか？”」
空気を思いっきり吸った
「…ｯ救急です」
・
「小鳥ちゃん！」
お願いだから…息をするだけでいいから…
救急車はまだなのか。このままだと小鳥ちゃんが…
「…くそｯ！早く来てくれよ！」
まだ形を残している彼女の手を握る
下半身は見ていられないほどにぐちゃぐちゃだった。足が、膝が、曲がるはずのない方向に曲がっている。
彼女の手はだんだんと冷たくなっていく。
そうだ、脈…
手首に人差し指と中指をつける
ﾄｸ…………… …………ﾄｸ…… ……………… ……ﾄｸ…
脈はある、けれど遅い
あぁ、くそ、くそ、くそ……
「萩！！！」
「！陣平ちゃん！！」
救急車を呼んだのか、戻ってきた陣平ちゃんは小鳥ちゃんの傍に駆け寄った
「おい！小鳥遊！！返事しろ！！」
「脈はある……けど…」
「萩…。……俺の……………
俺のせいだ」
救急車のサイレンが響いた
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P(プロフ) - 蒼衣さん» 装具士さん！！とても素晴らしいですね！！！かっこいいです！！色んな方の希望になれるように頑張ってください！更新も頑張ります💪 (2022年7月23日 22時) (
レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
蒼衣(プロフ) - 他にはない作品で、とても面白いです！義足ってやっぱり色んな人の希望になれるんだなって感じました（義肢装具士志望です）！！更新頑張ってください〜！！ (2022年7月23日 6時) (レス) @page32 id: 45d0e8e3e8 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - 雪葵さん» ぜひ！wﾎﾞｹ---ｯと読んでいってください！！ (2022年7月15日 8時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - ボケーーーー……ハッもう続編？！ボケッてしながら読んでたらもう続編に来ましかぁ。じゃあ続編もボケッてしながら読ませていただきます！www (2022年7月14日 20時) (レス) @page34 id: 352d2094f9 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - まみこさん» そうなんですよ……救済したいのは山々なのですが…きっと夢主ちゃんの力じゃ難しいのでは…そして彼女の成長のためにも……原作通りにと考えてます…。ですが、ぜひぜひ最後まで見届けていただけると嬉しいです^^ (2022年7月11日 22時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pikurusu_946 | 作成日時：2022年5月27日 15時
