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慎吾said
今までAの方から話しかけてきてくれることなんて無かった
慎吾「え、まって俺ホームラン打ったんより
Aにおめでとうって言われた方が嬉しいわ」
『ふふっなにそれ』
君は初めて笑顔になってくれたよね
ホームランより嬉しいはちょっとおこがましいけど
そのくらい嬉しかった
ちょっとは俺に心開いてくれたんかな
俺はAの顔の前に両手を出した
Aは何してるの?というばかりの顔をしてる
慎吾「さっきハイタッチしに来てくれんかったやん」
『あ、ハイタッチか』
パチッ
俺が顔の前に出していた手に小さい手が重なった
『はい!ハイタッチ!おめでとう』
笑ったらこんなに可愛いやん
何回も何回も話しかけて良かった
なんで前からその笑顔を見せなかったん?
慎吾「なあ、なんでさっき
ハイタッチしてくれんかったん?」
『だって恥ずかしかったけん行かんかったと』
ちょっと下を見ながら言うA
俺は別に方言とかそんなこだわりは無い
博多弁だって別に普通
だけどAの博多弁は可愛いって素直に思った
慎吾「Aって福岡の人やったんやな」
『なんで覚えとってくれんかったと』
慎吾「可愛い」
『会話になっとらん』
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作者名:mau. | 作成日時:2020年5月1日 0時