3 ページ4
今日も1人でバッティング練習
みんなが帰った後に1人でやる
スピーカーで音楽流して
誰にも邪魔されないし邪魔をしない
この時間が1番好きだったりする
?「あ、俺もここ使っていいっすか」
私はびっくりして声のした方を向く
『あ、どうぞ。もう帰るので』
他の選手が来たならもう帰るしかない
?「成瀬ちゃんやんな?
俺、石川慎吾って言うんやけど分かる?」
使っていたネットを片付けようとした時
さっき来たその選手は声を発した
『あ、はい』
よく返事が無愛想だとか言われたこともあった
けど愛想良くする意味が無いから
私はそうしてるだけ
慎吾「ほんま!? 嬉しいわ
え、93年生まれやんな?」
『そうです』
慎吾「ほな同い年やな
俺はこの前誕生日来たけど」
無愛想そうな返事しかしていないのに
石川慎吾さんは私に話しかけてくる
『では、失礼します』
ネットを元の位置に戻し帰ろうとした
慎吾「あのさ、バッティング練習一緒にやらん?
いや、用事があるんなら全然いいんやけど
もし時間あるなら」
『すみません、用事があるので
失礼します』
ほんとは用事なんてない
けどこの空間にいるのが嫌だったから
嘘をついただけ
91人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mau. | 作成日時:2020年5月1日 0時