そるととしゅがー14 ページ14
いいもんねーだ
1人で帰ることなんて当たり前のことだし
街灯が少ない路地裏を歩く
こっちの方が近道だし
すると後ろからトントンと誰かに肩を叩かれた
『(ビクッ)』
私は勢いよく後ろを振り返った
私の目線の先には人生で1番出会いたくなかった人
昔の記憶が蘇ってくる
『あぁ…やだ…助けて…』
父「家出をしたと思ったらこのザマか」
過去______________________
父「なぁ…こんな家でて2人で暮らさね?」
隣の部屋から聞こえてきた僅かな声
『(2人…?私は…?私はどうするの?)』
母「それ私も思ってたの」
私はいても経ってもいられずその声がする部屋に
飛び込んだ
『待ってよ!!私は??』
父「だからー前から何回も言ってんだろ?
お前を必要とする奴はいねーって」
『そんな…』
母「ほんとに…w
なんでこんな地味で惨めなこんな奴を
産んじゃったのかしら
あんたのせいで私の人生無茶苦茶よ!!」
「あんたなんか産まなきゃ良かった」
脚の力が自然に抜け、目からは大粒の涙が零れる
自分でもその一瞬で何が起こったか理解できなかった
いや、正しく言えば
____理解したくなかった____
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亜嵐LOVE - このお話大好きです!これからも応援します! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mau. | 作成日時:2020年3月22日 15時