ヴィラン連合の轟さん (ページ19)

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#Seventeen 過去編ページ19

「開始！」

その言葉と同時に一斉にペンを持つ。

私の成績はトップレベルだけど…

『え…余裕…(小声)』

え、こんなに簡単な問題でいいの？※難しいです

雄英だよ？あの雄英だよ？

こんな簡単なの！？※違います

みんな受かるじゃん！※受かりません

…その分実技が難しいのかな？

『…よしっ、おっけー(小声)』

やば、もう終わっちゃった

暇だなー、見直しもう1回しとくか。

『簡単で良かった…(小声)』

実技も頑張らないとね。

それから数十分、暇すぎて寝そうでした←

「…えっ簡単なのか、これ…うそん」

Aの独り言が聞こえてきて、こんな難しい問題をすぐ解くチートが居るのかと

戸惑った隣の人もいたみたいですね。(先生談)

はい。実技の試験を受けるべく、グラウンドに来たAです。

今、プレゼントマイク先生の説明を聞いています。

…うるさいかな、もうちょい静かに説明を…

…………無理だな。

んー、簡単に説明すると

試験はポイント制。

対ロボットらしいです。

制限時間内に倒したロボットのポイントを貯めるみたいですね。

あれ、ちょっと簡単そう？※そんなことありません

とりあえず、ロボット倒せばいいみたい。

頑張ろう。

マイク｢はいスタートー！｣

｢｢｢…ん？｣｣｣

『おし、いっくぞー…ってあれ？』

なんで私だけ飛び出してんの？

スタートじゃないの？

マイク｢どーしたー！実践にカウントダウンなんざねえんだよ！走れ走れ！

1人だけだぞ！走り出したのは！｣

｢｢｢｢え！？早っ｣｣｣｣

『あ、お先に失礼してます～』

うん、みんなが茶番してる間にスタートして既に

2体くらい倒してますAです。

マイク先生が声をかけてからは一斉に飛び出してきたせいで動きにくい。

まあ私の個性は遠距離攻撃が中心だからね、そんなに問題はないけどね。

……ん？

すっごい大きいロボット来たけどさ、

あれ０ポイントじゃない！？

うっわ、意味ないやつやん。ほっといてもいいかな～

でも…他の練習の成果を試してみてもいいかもしれない。

『よし、やるか』

みんなポイント無いから逃げて今は人が居ない。

倒す絶好のチャンスという訳だ。

『ねえ霧人、あのデカいの倒しといてくんない？

私違うやつ倒すからさ』

霧｢えー、めんどい…まぁいっか。やるわ｣

『ありがと！お礼に後でクレープ買ってあげるよ』

霧｢よし！やる！｣

もう1人の仲間を呼びだす練習の成果を。