ヴィラン連合の轟さん (ページ15)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:23,733 hit

#Thirteen 過去編ページ15

それからの私の人生は真っ暗な道だった。

お父さんの命令で家族との会話は最小限、

お兄ちゃん達と一緒に外で遊ぶことも許されなくなった。

たとえ個性がお父さん達と違ったって、ヒーローを目指すことは変わらなかった。

でも、それもお父さんに許して貰えなかった。

しばらくして、弟が生まれた。

名前は｢焦凍｣と言うらしい。

お父さんとお母さんの個性を綺麗に半分ずつ受け継いでいた弟は、

私にとってとても羨ましいものだった。

そして、お父さんはそれを誇らしそうに語っていた。

｢彼は必ず強くなる｣｢NO.1のヒーローになれる｣と。

その言葉は、私が個性を発動する前にずっとかけられていた言葉だった。

『やっぱり全部個性なんだな』と、

毎日のように呟いては影が包み込んでいった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

エンデヴァーがとてつもなく悪者になってしまっている…(´；ω；｀)

違うんよ…本当はええ人やねん…(´；ω；｀)

ごめんて…(´；ω；｀)