Once Again (ページ7)

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Pink

季節は変わって冬、俺たち2人はAちゃん、大介くんって呼び合うような仲に変わっていた。

間違いなく君は、俺の暗雲立ちこめた人生を照らしてくれる太陽みたいな存在だった。

そんな関係がとっても心地よくて。

｢大介くん、バイバイ。｣

いつものように2人並んで通学路を歩いて彼女の家へ送り届けたら背を向けて歩き出す。

なぜか振り向きざまにみた彼女の表情が脳にこびり付いて離れなくて。

でも気づかなかったんだ俺はいつものまたね、が無いことに。

いつもは｢大介くん、バイバイ、またね｣だったって気づくのはもっとずっと後。

これが最後でもう会えなくなるなんて微塵も考えて居なかったから。

楽しくお喋りが明日もできると信じて疑わなかったし。

だってそういうことが起こる前触れとかそんなものは何も無くて。

小さく胸元で手を振ってくれた君を可愛いなんて思っていたのに。

次の日保健室で彼女をいくら待っていても現れることは無かった。

その次の日もそのまた次の日も。

さすがに風邪とかで休んでいるのならおかしいと思い始めたころ。

突然、養護教諭の先生から一通の手紙が渡されたんだ。

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