Once Again (ページ17)

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Miya

たまには、佐久間くんがお仕事決まったよって報告したりグループができた時は2人で仲良くお祝いした。

何だかんだ大学も一緒だったし、幸せになって欲しい大好きな親友なんだよ、Aは。

初めての単独公演が決まった時せっかくだからって見に行こうって誘ったんだけど、やんわり断られて。

悲しそうに笑うからすぐ別の話題に切り替えたしそれ以来暗黙の了解で誘うのはやめた。

しばらくしてから2人で飲んでいた時少しだけいつもより酔ったAがポロッと零したんだけどどうやら1度耐えられなくなって佐久間くんを訪ねようとしたらしい。

でもそのお宅は空き家どころか売地になっていて状況は違えど何も告げられずに突然居なくなった自分は相手を傷つけていただろうと後悔の気持ちが生まれたそうで。

それがちょうど私が公演に誘った直前の事だったらしく合わせる顔がないと断ることしか出来なかったと彼女は謝った。

｢それに大介くんは私の事なんてもう忘れてるから…。｣

それを言った彼女は悲しそうな顔をしていて涙が一筋流れたかと思ったら机に突っ伏して寝てしまった。

あの時は私もAの気持ちも考えず無神経に誘ってしまったなと後悔で頭がいっぱいになったし、起きる気配のない彼女をなんとかお家まで運んだんだ。

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