Once Again (ページ15)

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Miya

3年の夏休み後っていう珍しい時期に来た転校生は儚げで綺麗という形容詞が似合うそんな女の子だった。

転校生あるあるだけど、どこから来たの？とかとりあえず物珍しいから質問攻めにされるものじゃん？

特にAは人目を惹きつける見た目だったから凄い事になるだろうな～って眺めてた。

そんな状態に彼女は答えるは答えるんだけどどこか壁がある感じで最初は興味本位だったんだけどその壁を壊してみたいなってガンガン話しかけに行った。

そしたら案外人懐っこくて可愛い笑顔を見せてくれて、そのほうがずっといいよなんて言ったらそんなこと言ってくれたの2人目だって言うの。

2人目なんて言われたら最初の人が気になるし、気になったことを確かめないと気が済まない性分だから聞いちゃったんだよね。

｢1人目って誰なの？｣って。

でもはっきり言って言わなきゃ良かったなって後悔した。

だってAの顔が明らかに強ばったのが分かったから。

だからごめん、って謝ろうと思ったんだけどそれを言う前に｢美弥になら言ってもいいや。長くなるけど聞いてくれる？｣って言ってくれたの。

自分で蒔いた種だし、せっかくAが決心してくれたことだから｢もちろん｣って答えたよね。

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