ドS悪魔 加藤くん。

悪魔 20 ページ20

「っ...！/////」





胸が苦しいっ。




《俺もお前がっ、好きだ。》




「何なの...、//」





首筋に咲いた赤い華。


加藤に付けられたと思うと体中が熱くなる。



私、おかしい、よね...。


〜



慶一郎との5回目のデート。



加藤の気持ちを抱えたまま...。






慶一郎「俺の家来なよ。」





「良いの？じゃあ、そうする。...」





慶一郎「ねぇ。そろそろさ、」



「...？」



慶一郎「シない？」



「っ！！////」





慶一郎と、一線を越える...





慶一郎「や、嫌だったら良いんだけどさ...」






なんでっ、なんでここで加藤が浮かぶの。



慶一郎に愛してもらいたいのに、



体は勝手に動いていた...









･



「私っ、慶一郎の部屋に入れないっ！」





慶一郎「大丈夫だよ。優しくする。」





「ごめん、私、...」




慶一郎「シゲでしょ？」




「なっんで...」




慶一郎「シゲはきっとAを守ってくれる。」





やだ、これ、何...


別れ話？





慶一郎「シゲ、今までＳだったのは...」





ゴクリと唾を飲む慶一郎。




慶一郎「Aが好きだったからだよ。」



「何、言ってるの...。」




大粒の涙が溢れ出る。




慶一郎「シゲが好きなんだよ。Aは。」



「っ、...」



慶一郎「行っていいよ。シゲならAを任せられる。」




「慶一郎、ごめんっっ！私、行くね。」





私は慶一郎の家を飛び出て、寮まで走った。






慶一郎「俺、何言ってんだろ...。Aの事好きだったなぁ。」

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