空間と距離【紫】

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麻友「今日はどうだった？タツヤさん」


「ちゃんと起きてきたし、挨拶もしてくれたよ」


麻友「そ。ご飯はいるって？」


「どっちでもいいって」


麻友「はぁ…今日も？」


「…うん。でも辰哉さんなりの優しさだと思うから」


麻友「そうだけどさ〜」








目の前でサラダを食べながら愚痴を言う麻友。


麻友はこの大学で一番仲の良い友達で、ゆういつ辰哉さんとの関係を知っている友達だ。


その辰哉さんがSnow Manの深澤辰哉だということは言ってないけど。









麻友「Aはそれでいいの？タツヤさんが冷たいままで」


「いいっていうか、変わらないと思うから、」









あんなに冷たくされてるんだ。


これからこの関係が良くなるなんて思えない。









麻友「でも、前よりかは良くなってるんでしょ？だったら良くなるんじゃない？」


「…それが、変わったのは最初の1ヶ月で、そこからは何も変わってないんだ」


麻友「じゃあ、5ヶ月くらいはずっと同じってこと！？」


「そうなるかな、」


麻友「…許せない。私の可愛い友達いじめるなんて許せない！」


「い、いじめられてはないから、」









ただ冷たく接しられてるだけなんだ。


それが辛いのかもしれないけど。









麻友「何かあったらすぐ私に言いなよ。タツヤさんをぶっ潰しに行くから」


「ぶっ潰しに、って…。でも、ありがとう」








辰哉さんの話は終わって、違う話になった。





私と辰哉さんの関係って、何なんだろう。


幼馴染？同居人？それとも赤の他人？


違う話をしながらも、そんなことを考えていた。









辰哉さんのこと、別に何とも思ってないのに。









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