＊俺の気持ち ページ26
Tatsuya side
「ふか、ふかざわくん、のこと、を、その、す、すきです！」
これを言われた時はビックリした。
その後に言われた「嫌い」もかなりビックリしたけど。
Aのことは同じクラスだったから知ってた。
別に目立つわけでもないし、地味ってほどでもない。
普通に可愛くて告白もされたことあるらしい。
俺のことを推してる、って知った時はかなりの衝撃だった。
「すき」って言われた後に「嫌い」って言われて、次の日に「推し」って言われて。
俺の心はAに振り回されてばっかりだった。
もらった手紙には「誰にでも付き合うなんて言わないでください」と書かれていた。
俺は、ノリで「付き合う」なんて言ってしまった。
その言葉で俺はAのことを傷つけて。
俺に頑張って話しかけてくれたこと。
クッキーをくれたこと。
毎日部活を見に来てくれてたこと。
あの時のAの顔を思い出すと胸が締め付けられるように痛い。
俺のこと必死で応援してくれて「すき」って伝えてくれたんだ。
でも、あの健気な姿を思い出すと、思わず笑顔になる。
辰「Aって俺のファンなの？」
部活の休憩時間に、Aの口から直接聞きたくて、改めて聞いた。
「そうですけど、」
辰「恋愛対象じゃないんだよね？」
「はい、深澤くんは推しです、」
辰「そっか、」
改めて言われるとなんかなぁ…。
こう思ってしまうのはやっぱり、
" 恋 " なんだろう。
目の前にいるAが可愛くて仕方ない。
辰「…でも俺、」
「ち、近い、」
俺はAにどんどん近寄る。
Aは後ずさりをして俺から逃げようとする。
辰「諦めるつもりないから」
「へ…？」
Aの背中がフェンスに当たり、完全に逃げられなくなった。
Aの瞳に映った俺の顔はいつもよりカッコつけてて。
変に映ってないといいけど。
辰「…ずっと俺だけを見ててね」
「…っ！」
辰「絶対だからね？わかった？」
めちゃくちゃカッコつけてんなって自分でも思うくらいの言葉を言い、Aをさらに困らせてしまった。
しゃがんでキャパオーバーになりながらも頷くAが愛おしくてしょうがない。
辰「ん、いい子」
と頭を撫でて体育館に戻った。
今の俺の顔、絶対気持ち悪い…。
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ふわ(プロフ) - 星架．さん» コメントありがとうございます！感想を教えてくださりありがとうございます！感謝しかありません…！誤字を教えていただいて…。確認不足でした…！直しておきました！番外編もよろしくお願いします！(*^^*) (2021年4月15日 18時) (
レス) id: c23fa28ed9 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - あ、1つ誤字見つけたんですけど 、あとがきのひとつ前のページ 、とても大事な台詞だと思うので……！！俺の彼氏になってくださいになってます(´；ω；`)最後に申し訳ありませんっ！ (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - すごく楽しく読ませてもらいました…！！！完結まで 、お疲れ様です！！ふっかさん途中からやばすぎませんか……！！！（（（なんて思ってました、笑 (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわ
| 作成日時：2021年3月27日 21時
