＊褒め ページ21
.
「深澤くん」
辰「ん？」
「これ、読んでください」
辰「えっ、」
「じゃ」
昨日書いた手紙を朝イチで深澤くんに渡した。
靴箱に入れるとか、誰かに渡してもらうとか、そんなことはしなかった。
教室で、堂々と。
私の気持ちが伝わってくれるといいけど。
.
大「手紙渡したんだ」
「話せないから…」
蓮「ははっ笑 かわいいね」
「可愛い！？それは深澤くんにしか言っちゃだめなんだよ！？」
大「いつものAでよかった」
今日もイツメンで部活観察。
何かと心配してくれる二人。
一番最初に異変に気付いてくれるのは佐久間くん。
私が言ってほしい言葉とか、教えてほしい言葉をくれるのは目黒くん。
本当に二人には感謝しかない。
だけど、
「…見られてる感じがする、」
蓮「だっているもん」
大「秘密基地がバレちゃったもんね〜」
そう、最近佐久間くんや目黒くんのことが好きな子たちに私たちが体育館の側にいるのがバレ、ずーっと見られているのだ。
放課後に後をつけられていたらしく、そこからずっと。
私はとばっちりを受けただけなんだけど。
女「見て目黒くん、かっこいい〜」
女「マジ付き合いた〜い」
女「佐久間くんも可愛い〜」
女「なんであの子と毎日いるんだろうね〜」
「はぁ…」
私が付きまとってるわけじゃないからね。
そこだけはわかっててほしい。
蓮「気にすんな」
「えっ、」
蓮「AはAのまんま堂々としてればいいんだよ。ああやってコソコソ追いかけるよりAみたいに、話しかけたり、手紙渡したりできる方が、なんか、かっこいいよ」
「『なんか』ってなに」
大「めめの言う通りだよ。Aはすごい。自信持って！」
「こんなに褒められると照れるんだけど」
二人って超能力者なのかな。
私の心見えてる？
体育館の中はさっきよりガヤガヤし始めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふわ(プロフ) - 星架．さん» コメントありがとうございます！感想を教えてくださりありがとうございます！感謝しかありません…！誤字を教えていただいて…。確認不足でした…！直しておきました！番外編もよろしくお願いします！(*^^*) (2021年4月15日 18時) (
レス) id: c23fa28ed9 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - あ、1つ誤字見つけたんですけど 、あとがきのひとつ前のページ 、とても大事な台詞だと思うので……！！俺の彼氏になってくださいになってます(´；ω；`)最後に申し訳ありませんっ！ (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - すごく楽しく読ませてもらいました…！！！完結まで 、お疲れ様です！！ふっかさん途中からやばすぎませんか……！！！（（（なんて思ってました、笑 (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふわ
| 作成日時：2021年3月27日 21時
