＊ハーフイケメンとクッキー ページ15
.
大「いや〜、こんなにたくさん貰えるなんて」
蓮「俺こんなに食べれないんだけど…」
亮「せっかく貰ったんだから食べようよ。いただきまーす」
調理実習があった日の放課後。
イツメンになりつつある、佐久間くんと目黒くんに加え、隣の席の阿部くんと体育館の側で座り込んでいた。
3人の手にはクッキーがたくさん。
本当にモテるんだな…。
大「で、Aはふっかにクッキーあげたの？」
佐久間くんにそんなことを聞かれ、ギクッとしてしまった。
蓮「Aはふっかさんのこと恋愛対象じゃないから渡さないんだよ」
亮「好きじゃないと意味ないんだから」
目黒くんと阿部くんは機転を利かせてくれてフォローしてくれた、けど、
大「でもあげたいんじゃないの？」
佐久間くんは私のことをよくわかってる。
…あげたいに決まってる。
「おいしい」って言いながら嬉しそうに食べてほしい。
好きだからあげるんじゃない。
ただ深澤くんの笑顔が見たいだけ。
でも私にはそんな勇気はないから、
「ほとんど宮舘くんが作ったんだし、あげられないよ」
ってはぐらかしといた。
蓮「A…」
目黒くんが私の名前を呼んだと同時に、
？「めめ〜！！」
遠くから目黒くんの名前を呼ぶ声が聞こえた。
声が聞こえた方に顔を向けると、
ハーフイケメンのラウールくんだった。
走りながらこっちに向かってきたラウールくんは目黒くんにピタッとくっついて座った。
ラ「Aさんだっけ？」
「う、うん」
ラ「よろしくね！」
人懐っこい笑顔で笑うラウールくん。
そんなラウールくんはカバンからクッキーを取り出した。
ラ「見て！クッキー3個ももらっちゃった！」
蓮「…俺10個、」
ラ「ず、ズルい！！」
上には上がいるんだなぁ、なんて言いながらクッキーを食べるラウールくん。
「ラウールくん」
ラ「なに？」
「これあげる」
亮「えっ」
ラ「クッキー！？ありがとう！！」
大「Aっ、」
「…私予定思い出したから帰るね。ばいばい」
私は逃げるようにその場から離れた。
「なんで？」「ふっかに渡さないの？」って聞かれるのが嫌だったから。
…私にはそんな勇気ないんだよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふわ(プロフ) - 星架．さん» コメントありがとうございます！感想を教えてくださりありがとうございます！感謝しかありません…！誤字を教えていただいて…。確認不足でした…！直しておきました！番外編もよろしくお願いします！(*^^*) (2021年4月15日 18時) (
レス) id: c23fa28ed9 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - あ、1つ誤字見つけたんですけど 、あとがきのひとつ前のページ 、とても大事な台詞だと思うので……！！俺の彼氏になってくださいになってます(´；ω；`)最後に申し訳ありませんっ！ (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - すごく楽しく読ませてもらいました…！！！完結まで 、お疲れ様です！！ふっかさん途中からやばすぎませんか……！！！（（（なんて思ってました、笑 (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふわ
| 作成日時：2021年3月27日 21時
