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「Aさんが、俺のこと…?」
『だから…、つ、付き合ってくれない…?』
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真っ赤でそんなこと言うから、
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「当たり前じゃんっ、」
『わっ、』
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思いっきり抱きしめた。
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「ずっと会いたかった。Aさんのこと大好き」
『私もだよ』
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二人の愛を確かめるかのようにずっと抱きしめ合っていた。
今、本当に幸せ。
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『た、辰哉くん、そろそろ、』
「あっ、ごめん」
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どれくらい抱き合っていたかわからない。
けど確かに長かった。
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「あ、そうだ」
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俺はカバンから鍵を取り出す。
渡すの忘れるところだった。
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「これ、」
『あ、そっか。でも辰哉くんが持ってていいよ』
「えっ、」
『私の彼氏は辰哉くんでしょ?だから会いたいときはいつでも来ていいよ』
「この鍵は、」
『辰哉くんのものだよ』
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また嬉しくなってAさんに抱きつく。
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『ちょっと、!』
「ほんとAさん好き」
『わかったから、』
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嫌そうに聞こえるけど、顔は嬉しそう。
ほんとかわいい。
ほんと大好き。
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「Aさん、」
『なに?』
「大好きだよ」
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俺はそっとAさんの唇にキスをした。
何回言っても足りない。
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「大好き」
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作者名:ふわ | 作成日時:2020年12月28日 21時