▽ ページ17
.
「んっ…、」
.
.
カーテンの隙間から差す光で目が覚めた。
もう朝か…。
.
.
「…あれ…？Aさん…？」
.
.
ベッドを見るとAさんはいなくて、布団は畳まれていた。
部屋を見渡すけどどこにもいない。
物音がしないから家にはいないんだろう。
ソファから立ち上がり、キッチンの方へ行くと、
.
_________________________
辰哉くんへ
私は仕事があるので先に出ます。
朝ごはんは置いてあるからよかったら食べてね。
洗い物はしてくれるとありがたいです。
服は机の上に置いてあります。
今着てる服は洗濯機の中に入れておいてね。
鍵はちゃんと閉めて出てください。
ポストに入れておくと危ないので辰哉くんが持っててください。
また会えた日に渡してください。
色々お願いしてごめんね。
よろしくお願いします。
Aより
_________________________
.
カウンターに置手紙が置いてあった。
色々お願いが書いてあったけど、
.
.
「信用しすぎじゃね…？」
.
.
鍵は " 辰哉くんが持っててください " とか俺のこと信用しすぎじゃないか？
嬉しいけどさ。
置手紙と一緒に置いてあった鍵を握る。
俺が持ってていいんだ…。
いつでもAさんに会える…。
そうゆうことじゃないか。
.
.
.
「いただきます」
.
.
Aさんが作った朝ごはんを食べる。
うん、やっぱりおいしい。
.
.
.
机に置いてあった服に着替える。
.
.
「Aさんの匂い…、」
.
.
いや、マジ変態じゃん。
でもAさんと同じ匂いだから嬉しい。
.
.
.
「お邪魔しました」
.
.
Aさんに言われたことを全てやり、家を出る。
鍵をちゃんと閉め、無くさないようにカバンに入れる。
次はいつ会えるかな。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 962人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふわ
| 作成日時：2020年12月28日 21時
