推し事、辞めました。【紫】

5 ページ5

Aside





「なっちゃん、なっちゃん！」


「朝から元気だね〜」





ふっかさんに会った次の日。


なっちゃんこと、中尾弥生ちゃんに昨日のことを報告しないといけない。


ちなみになっちゃんは、しょっぴー推し。





「なっちゃん聞いて！」


弥生「聞いてるから」


「あのね、昨日ね、」


弥生「うん、落ち着いて話そうか」





だって話したくて朝からうずうずしてたんだもん！





「ふーっ…、昨日、バイト先で、ふっかさんと会った！」


弥生「…とうとう頭おかしくなったか？ふっか好きすぎて幻覚見た？」


「幻覚じゃなくて本当なの！ふっかさんだった」


弥生「またまたー」


「信じてよ！」


弥生「あんたの言ってること信じれないんだわ。前、騙されたことあるからね」


「…で、でも、今回はほんと！」


弥生「今の間は何？」





ああ言えばこう返すなっちゃん。


どうやったら信じてくれるんだろう…。





「じゃあ、防犯カメラ見る？」


弥生「急に怖いこと言うな」


「だってなっちゃん信じてくれないじゃん」





西野さんに頼み込めばワンチャンいける。


西野さんも私がジャニヲタってことは知ってるから。





弥生「んー、じゃあしょっぴー来たら私そこでバイト始める」


「ほんとに！？」


弥生「推しに会えるんだったら何でもする」


「ぜっ、絶対だからね！」


弥生「はいはい」





いつもバイトに誘ってたのになかなか来なかったなっちゃんが来てくれるって言ってくれた！


これはしょっぴーに祈るしかない。





.

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す