深澤より目黒が好き。【紫】

＃嫉妬と彼女 ページ18

Tatsuya side









ラウールもいるし、お腹がいっぱいになったところで早めに帰らせた。


明日も仕事ある人いるしね。









照「忘れ物ない？」


翔「うわ、ゴミまだあるじゃん！」


康「満腹や〜」


ラ「康二くんほとんど作らずに食べてたもんねっ！」


涼「おいしかったってことだよね」


大「あざしたー！」


亮「だから声大きいって」









みんなが帰る準備をする中、めめはAにずっとべったり。


さすがに距離が近すぎねぇか？と思ったけど、あの二人の間に割って入ることもできないし、そのままにしといた。









蓮「あの、連絡先交換しません？」









その一言が俺の耳に届いた。


Aは「無理です無理です！」と拒否しているけどめめは引こうとしない。





めめがもっとAに近づいた時、俺の中のスイッチが入って二人に近づいた。









辰「…めめ、一応俺の彼女だから」


蓮「わかってますよ。でもAさんのこと気になるんで」


辰「っだから、」


「辰哉、」









Aはいつもと違う俺を見て抑えようとしてくれたのか肩を叩いた。









「あの…連絡先は交換できないです、彼氏がいるので、」


蓮「じゃあ、また会えますか？」


「えっと、あ、会えますけど、その…」


辰「二人では会わせないからな」









わかってますよ、と軽く笑っためめ。









蓮「俺も帰る」


康「一緒に帰ろーや！」









みんなが帰って一気に静かになった。


いつもの光景だけど、なぜか不思議な感じ。









辰「A〜」


「ちょ、今はやめてよ」


辰「帰ったらするって言ったじゃん」


「…言ったっけ」


辰「言った！Aが言った！」









ハグしようと思ったらうまくかわされて。


だけど無理矢理してやった。









「辰哉、嫉妬したの？」


辰「はぁ？してねぇし」


「どうかな笑 雑誌とかではしないとか言うけど、本当はしてるんじゃない？」


辰「あれはさすがに距離が近すぎると思ったから間に入っただけ〜」









本当かな〜、なんて俺の腕の中でゆらゆらしながら話すA。





嫉妬するとか俺のキャラじゃないの！









「そろそろ離して」


辰「えぇ」


「片付けないといけないから」


辰「じゃ、夜！」


「ダメ！！」









断られてしまったけど、まぁいいかなんて。









これからはめめが " 要注意人物 " になってしまった。









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