君とあまい恋を。【紫】 (ページ7)

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Aside

今は昼休憩。

お弁当も食べ終わり、次の授業の準備をしているところ。

暇になってちらっと隣を見てみたら、

深澤くんがチョコを食べていた。

深澤くんってチョコ好きなのかな？

それだったら私と一緒じゃん！

あー、私もチョコ食べたくなってきた、なんて思っていると、

辰哉「ふふっ笑ほしい？」

「えっ！？」

見てたのバレてた！？

嘘…、最悪だ…。

「いやっ…、大丈夫っ！」

ほしいのはほしいんだけど、もらうなんて遠慮しちゃうから…。

辰哉「でも、ほしいんでしょ？」

心の中までもバレてる…。

深澤くんって何者！？

「でもっ、」

辰哉「はいはい、いっぱいあるから食べな」

「はい」と渡されたのは包み紙に包まれたチョコ。

返したら失礼に当たるかなって思って…、

「い、いただきます」

辰哉「どうぞ。まだあるからほしい時はいつでも言ってね？」

「あ、ありがと」

満面の笑みで言われたからにはこれは何回かもらわないとなと思った。

包み紙を開き、丸いチョコを口の中に入れた。

深澤くんにもらったチョコはとてもあまくて、とても美味しかった。

ただの市販のチョコだけど、深澤くんにもらったチョコだからかな？

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