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きゅう ページ10

おしゃべりで、世話好き




それに人を信じやすいタチかしら





まぁ宗教にのめり込んでるくらいならそうよね





良い人が当たってくれた、とほくそ笑みながらも涙は止めない





暫く歩いたところでこぢんまりとした部屋へと入る





そこまで広くはない部屋の真ん中で座布団を敷かれた




その上に座りながら着物の裾で涙を拭いていると、おばちゃんが何やら棚を漁っている




…出てきたのは氷でそれを水の入った桶に入れながらおばちゃんは口を開いた




「…とりあえず落ち着いて、これで目を冷やして下さい。何があったのか、、、話せますか?」





優しく問われ、肩を撫でられる





目元に冷えた手拭いを当て、ゆっくりと話し始めた




『…一樺さんが去ったあと、残った3人が話していたんです。私、人見知りで会話に入れなかったんですけど…』





うんうん、と相槌を打って聞いているおばちゃん




これは簡単にいけそう




『、教祖様の話になってっ…教祖様が私に言ってくださったことの話になっていたんです、そしたら急に険悪な雰囲気になって』





思い出したかのようにまた1つ涙を零せば、大丈夫、大丈夫、とあやす様に声をかけてくれた





え…好き





『……っ、「貴方は影に隠れて黙っていろ」「出しゃばるな」なんて3人から責められてっ、でも私、教祖様に惹かれた部分もあったから…それはできないと答えたんです』





盛り盛りに盛った話をしながらおばちゃんの手を握って目を伏せる





『それが癪に触ってしまったのかっ、思い出したくも無いような罵詈雑言が…私が、……私がわr』



その言葉はおばちゃんによって遮られた




「そんなことありません、貴方は…Aさんは悪くないのよ。そんなに自分を責めてはダメ……急に連れ出されてこんな仕打ち、辛かったわね」





優しく抱きしめられれば、ほんのりと蓮の香りが鼻を掠め暖かい気持ちになる





…訳では無いが、それを機に糸が切れたように泣きはじめた





あ〜…教祖様に会うまでに腫れ引くかな




出来れば目元ちょっと赤くね?程度が良いんだけれど









『…ごめんなさいっ、こんな甘えたみたいな、!』




暫く経って我に返ったように顔をあげればクスっと笑われ、頭を撫でられる




「良いんですよ、これからはいつでも頼ってくださいな」




よし、これを求めていたのよ




その言葉を聞いて驚いたように目を見開く

じゅう→←はち



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:襟乃空ちゃん: - この小説は、私が夢小説というワードを知って、初めて読んだ小説なので更新してくれるのいっつも楽しみにしてます! (11月16日 0時) (レス) id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
:襟乃空ちゃん: - コメント失礼します!夢主ちゃんと私の性格が似てて、ヤバイです(語彙力皆無)童磨様ガチリアコ勢で、作中ずっっっっと心拍数ヤバイです((このような神作を作ってくださり誠にありがとうございます(血涙 (11月16日 0時) (レス) id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - コメント失礼します。主様の悪女主系のお話大好きです!言葉遣いや、行間、ストーリーの進め方など全てのバランスが良くて、とっても読みやすいです!!こんなに印象に残った作品と作者様は初めてっていうくらいです!続き楽しみにしてます!頑張ってください!! (8月30日 16時) (レス) id: d29c5267d6 (このIDを非表示/違反報告)
れーと - コメント失礼します。更新ありがとうございます!この小説大好きです!応援してます! (8月28日 12時) (レス) @page41 id: f8da97e70e (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 更新待ってましたあ〜!!めっちゃよかったです!次も楽しみにしてます〜 (8月28日 6時) (レス) @page41 id: b69074ea7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パピ子 | 作成日時:2022年8月29日 23時

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