にじゅうよん ページ25
『み、皆!どうしたの…?』
4人が言い争っている間、ここぞとばかりに涙目で教祖様にあぴーるする
仲介に入ろうと腕を掴んだ瞬間、誰とも言えない手にはたかれ結構強めに尻もちをついた
が、誰も気付かない
教「!、おっと…大丈夫かい?」
教祖様…♡♡♡
『は、はいっ…慣れてますから』
目を伏せれば痛々しい表情でそっと頭を撫でてくれる
教「皆落ち着いて、これから集まりがあるそうじゃないか。頑張ってね、…俺はそろそろ行くよ」
いつの間にか教祖様の腕に抱かれている私を4人はひと睨みしたが、すぐさま教祖様の周りに集まった
一「もう行ってしまうのですね、、今晩は私の部屋へおいで下さい…!」
…今日は一樺の番だったのか
教祖様は何も言わずに微笑んで部屋を去った
1人の信者を置いて
『(…!、もしかして)』
私が他の4人に何かされないように、なんてきっと違うんだろうけど
『…そうだったら、なんてね』
・
そうそう
私もすっかり忘れてたんだけど今から嫁達で集まって名前を決めるらしい
って言っても呼び名?源氏名?みたいな
本名だと恐れ多いんだって
ほら、中国とかでもあるわよね
貴妃様〜とか、ああいうのじゃない?
4人は何にしようかウキウキしてる
と、そこに1人の信者が口を開いた
「皆様にはこれから呼び名を決めさせて頂きます…__」
…なるほどね
説明されたのは名前をつける時の規則だった
なんでもその人の瞳の色の名前を入れなければならないらしい
そして語尾には必ず「姫」をつけること
4人は早速決めたのか続々と墨で名前を書いていく
黄色って言ったって…杏?檸檬?
うんうん、と悩んでいれば楓が一言
楓「貴方は黄に姫で「黄姫」(きき)が良いんじゃなあい?」
あ〜…なんでも良いんだよね
『どうして?』
一応理由を聞けば瞬時にそれを理解した
他4人の名前は上から
「紅姫」「瑠璃姫」「翠姫」「藤姫」
色に基づいたハイカラな名前が付けられている
そこで私だけが単調…適当に付けられた名前だと5人の中で1番位が低く1番粗末に扱われている、と思われやすいものね
まぁ、それも一興か
楓「だって…ねぇ?貴方に素敵な名前は勿体ないわ」
くすくすと笑う4人
佳「それで良いんじゃない?」
そう言って佳澄は私に筆を無理やり持たせた
お付きの信者はオドオドしている
…ま、後で教祖様に慰めて貰えばいっか
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:襟乃空ちゃん: - この小説は、私が夢小説というワードを知って、初めて読んだ小説なので更新してくれるのいっつも楽しみにしてます! (11月16日 0時) (レス) id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
:襟乃空ちゃん: - コメント失礼します!夢主ちゃんと私の性格が似てて、ヤバイです(語彙力皆無)童磨様ガチリアコ勢で、作中ずっっっっと心拍数ヤバイです((このような神作を作ってくださり誠にありがとうございます(血涙 (11月16日 0時) (レス) id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - コメント失礼します。主様の悪女主系のお話大好きです!言葉遣いや、行間、ストーリーの進め方など全てのバランスが良くて、とっても読みやすいです!!こんなに印象に残った作品と作者様は初めてっていうくらいです!続き楽しみにしてます!頑張ってください!! (8月30日 16時) (レス) id: d29c5267d6 (このIDを非表示/違反報告)
れーと - コメント失礼します。更新ありがとうございます!この小説大好きです!応援してます! (8月28日 12時) (レス) @page41 id: f8da97e70e (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 更新待ってましたあ〜!!めっちゃよかったです!次も楽しみにしてます〜 (8月28日 6時) (レス) @page41 id: b69074ea7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パピ子 | 作成日時:2022年8月29日 23時