弐 ページ3
ぞろぞろと部屋に女達が入ってくる
ざっと数えて6人くらい
みな、初めて私の顔を見るがやはり驚いた顔をしていた
よくよく見ればその中に、昨日の女が居る
…喰われてなかったのね
相手の女はなんとも不服そうな顔をして着物の準備をしていた
…ふぅん
！そうだ、まだ華ちゃんが来るまでそれなりに期間はあるだろうし、この女で練習しておこう！
そうしたら上手に華ちゃんを嵌めることができるでしょう？
そう決めた私は誰にもバレぬよう、小さく微笑んだ
・
そうと決まればどうしましょう
でもすぐに仕掛けるのは早いわよね
童磨が居ない(気配も無い)この場で…ましてや自分よりも身分が下の人間の前で猫を被る必要はない
特に気を遣う訳でもなく、あの女に近付いた
『あ…昨日の信者の方ね。名前はなんて言うの？』
かと言ってすぐ本性を出す訳でもないが
｢、えっ…！まさか昨日の側近って、｣
なんだこいつ
…やっぱり全然礼儀がなってないわね
『名前は何って聞いたんだけど』
少しだけ睨めば、狼狽えてイラついたように名前を口にした
紫｢…紫子と申します｣
敬語は使えたのか
『ゆかりこ…ね、随分綺麗な名を貰ったのね』
身の丈に合ってないようだけど、と微笑をすればかァっと顔を赤くしてこちらを睨んできた
『冗談よ…さっ、早く準備をして？私、待つのは嫌いなの』
そう言って化粧をして貰うために鏡台の前へ向かった
・
一通り準備を終えて、童磨の元へ足を運ぶ
化粧をしてくれた人が変われば、やり方も変わってくるようで唇にのせた紅は昨日よりも大分濃い
そんなのも似合ってしまうのが私なのだが
襖を開けて昨日座ったところに足を進めたが、手を捕まれ膝の上に乗せられる
…膝の上に乗せるの好きなん？？？
でもこの二人きりの空間は結構好きだ
童｢やぁやぁ、昨日はよく眠れたかい？｣
これまたビューティフルなお顔で聞いてくる
『うん、！びっくりな位ぐっすり眠れたよ』
そう答えればそれは良かった、とキューティクルな笑顔で笑った
心臓が痛いｯｯｯｯ
童｢…？、そういえば昨日とは違う紅をのせたのかい？こっちも似合ってるね｣
なんていかにもモテ男が言ってきそうな言葉をくれる
軽率に惚れるからやめて欲しい
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澪奈(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませてもらってます!更新ありがとうございます✨夢主の性格、大好きです♡これからも応援しています!! (12月30日 22時) (
レス) @page12 id: b68527e9d8 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ｢終わり｣になっているんですが作者様ァァ！？更新楽しみに待っております！！！！ (12月30日 0時) (レス) id: a0eae6878f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああすきいいい (2023年4月24日 23時) (レス) @page11 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 夢主の性格めっちゃ好きです！！更新待ってます✨ (2023年2月23日 0時) (レス) @page11 id: 47467afbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ウーロン茶 - ブルーロックのパスワード教えて下さい！ (2023年2月22日 16時) (レス) @page11 id: a38d2d112e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パピ子
| 作成日時：2022年8月21日 21時
