愛され妹2

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鏡を見て自分に見蕩れていると後ろから声がした




ヒ｢うわぁっ、すっごく可愛い…｣





振り向くと頬を赤く染めて私を見つめるヒナちゃんの姿が





もしかして百合ルートある？





ていうか貴方が可愛いんですが





ほんとに





存在が天使




『ヒナちゃん…！すっごく可愛いよ！たけみっちもこれで惚れ直しちゃうねっ』





ヒナちゃんの腕にぎゅっと抱きついて、距離を詰める





ヒ｢うん、そうだね…！｣






恋する乙女だね( ◜ᴗ◝)





・



更衣室を出て先に待っているであろう男子軍の元へ向かう





どこだろう…っと、探す必要は無かった





一つだけ明らかに女子の集団ができている





絶対あの中心にいるでしょ





たけみっちは女子に押し出されてしゅんとしている





可愛いなおい





余談なんだけど前世は正真正銘の陰キャだったのでああいう陽キャ女子は苦手だ



というより嫌いだ





今は容姿という武器があるから余裕だけど





ヒ｢あ、あれって、｣




『ん〜…ヒナちゃんはたけみっちと一緒に集団から離れたところにいてくれる？Aが対処したげる』





なるべくヒナちゃんにはぶりぶりしたところを見せたくない




ヒ｢う、うん…わかったけど、Aちゃんは大丈夫なの？｣





優しいかよ





『んは、大丈夫だよ♡』





・




みっちとヒナちゃんが離れたところに行ったのを確認してから女の群れと向き合う






…なんかこれデジャブじゃない？





前は灰谷兄弟だったから多少乱暴でも良かったけど…マイキー達はなぁ…







そう思い、適当な女に声をかける






『ちょっと邪魔なんだけど、不細工が見苦しい。…さっさと退けよ』





あ、勿論マイキー達には聞こえないようにね





｢は？なに急に？｣





｢誰だよ、あんた｣





複数の女達が鋭くこちらを睨んでくる





『いやお前達が誰？知り合いなの？』





｢ち、違うけど…｣




『ふん、ギャーギャー騒いで…猿かしら？』




ヒナちゃん達は…と、大丈夫だね






わざと押し出す様に肩でぶつかる





｢痛っ、｣




｢ちょっと！何すんのよ！｣





よろめいた女の取り巻きと思わしきものが勢いよく、私の肩を押す




『きゃっ！』





大袈裟によろめいて尻もちをついた





ヒ｢Aちゃん！！！｣


武｢A！｣





私とヒナちゃんみっちの声でマイキー達が何事かと一斉にこちらを向く







計画通りﾆﾔｯ

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