愛され妹2

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1人で入れるのかヒヤヒヤしていたがケロッとした顔で上がってきたので安心した




『ねぇ、ほんとにどうしたの？』




濡れている髪を優しく拭いながらそう聞く





春｢…大したことねェよ、ただ帰り道に対立してる族に囲まれてよォ｣




ぶっ潰してやったワ、と可愛い笑顔のお兄ちゃん





笑い事じゃないんだわ





可愛いから良いけど





自慢げに話すお兄ちゃんに相槌を打ちながら手当てをする





この家救急箱なんて…あぁ、子供達全員不良だったわ





あるに決まってるわな





てか転生してからすっごい手先が器用でなんか…良いよね！！！





ぱぱっと手当てを終わらせ、寝るために2階へとあがる





『ね、今日は一緒に寝よ？』




怪我をしていない方の腕に抱きつきながら言う





汚いモブに触られたんだし…





春｢オウ｣




お兄ちゃんのベットに2人して入り込めば、流石に狭い…けどその分くっついていられるのでとっても嬉しかった





『ねぇ、今日の女の人ほんとに知らない人？もう話しちゃダメだよ？会ってもダメだし、目合わせるのもダメ』





お兄ちゃんのこと好きになっちゃう、と(私可愛い)拗ねたように言えば、唇に柔らかい感触を感じた後にぎゅうっと抱き締められる





春｢心配しなくてもお前の世話で手一杯だワ｣





何それ好き





安心したのか強い睡魔に襲われ、目を閉じる





春｢…おやすみ｣






・




今日はマイキー達と遊ぶ予定があるから早く起きる




遊ぶって言ってもマイキーん家で話したりゲームしたりゴロゴロしてるだけなんだけどね





準備を終えて、寝ているお兄ちゃんのちっすをする





寝顔かんわいいhshs





そのまま迎えに来た三ツ谷とマイキー宅へと向かう




『おはよぉ！』





ぎゅっと抱きつけばそのまま受け止められ、手を繋がれる





あに…





三｢おはよ｣





？




ふと感じた違和感




繋がれていない方の手には小さいサイズの紙袋がぶら下がっていた





お菓子かな？！！





『ね、たかちゃんそれなぁに？』





指をさして聞けば





三｢あぁ、これ来る道中クラスメイトに貰ってさ｣





はーん？女か？





おいおいおいどこのブスがうちのたかちゃんに手ぇ出してんだよ





『そうなんだ！お菓子？いいなぁ〜』





三｢後で一緒に食べような｣




っていうことは？たかちゃんにはその子に気はないってことよね？






…可哀想だから私が慰めに行ってあげないとね

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