愛され妹2

18 ページ19

みんなで1箇所に集まり、作戦会議的なのが始まった




私はマイキーの膝の上に乗ってよく分からん話を聞いている




いつも｢Aは聞かなくて良い｣って言って全然話してくれないんだけど…今回は特にそうだ





だって女の子が乱暴されたんだよ？こんな可憐な少女(笑)に言える訳ないじゃない





そんなこんなで退屈になり、マイキーの素敵な胸に寄りかかりながら睡魔と戦う






マ｢…A眠いの？｣





今にも意識が飛んでいきそうな私に気付いたのか話を中断して顔を覗き込んでくる





すまん話の流れ止めちゃって





『…んぅ』





ダメだ負ける





マ｢寝てていいよ｣




頭を撫でながら聖母のように微笑むマイキー





君いつもけんちゃんにお世話になってるよね





そうツッコミたくなる気持ちを抑えて再度目を瞑った





・


｢愛美愛主との抗争、やめませんか？！｣





ﾋﾞｸｯ




…え、なになに






寝起きの回らない頭をフル回転して状況を確認する






急に聞こえた大きな声に驚くも、マイキーに抱き締められているせいか何も見えない





マ｢は？｣





『なに、？…どうしたの？』





今あれか




たけみっちが抗争止めに来るところね





あそこ原作読んでて怖かった思い出あるわ





マ｢ごめん、うるさかった？…おい、Aがいんだからもう少し静かにしろ｣





いや、それは大丈夫なんだけど話進めてもろて






武｢す、すんません…でも、！根拠は言えないっスけど誰かが裏で糸引いてるんス！｣





めっちゃスって言うね





も〜たけみっちったら急にそんな事言ったら反感買われるに決まってるでしょ





ド直球すぎるというかなんというか…





あ、殴られた






痛そ

？｢内輪揉めしてるとこわりぃけどさぁ、｢愛美愛主｣｢愛美愛主｣ってよぉ…うちの名前連呼すんのやめてくんね？｣






うお







長内ktkr





『…だれぇ？』




知ってるけど





マ｢Aは危ないから下がってて｣





そう言うと私を囲うようにズラリと全員が並ぶ





おぉ、手厚い





長｢中坊がよぉ…ってンンン？？！女が居るじゃねぇか！可哀想になぁ…美人だったら後で回してやるよ｣





気持ち悪い笑みを浮かべて私を見ようと長内が1歩前に出る






まじキモイんだけど、






私に触れていいのは私が許可した人だけだから








ばーか！！！！！

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す