1 ページ2
『いってきまーす！』
元気よく家を出発し、愛菜さんの待つ場所へと向かう
連絡先交換してないのに分かるの？って思ったでしょ
ノンノン！
…私には灰谷ブラザーズという強い味方がいるということを忘れないで欲しい
そう…あれは愛菜さんがお兄ちゃんに捨てられた後のこと…
・
愛菜side
愛｢なんで…なんで、…私は、…くな、私は悪くないのに｣ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
2人が店を出ていってからというもの泣きながらブツブツと何かを呟く愛菜
そんな彼女に近付く2つの影
蘭｢…おねーさん♡｣
愛｢え？｣
顔を見上げると綺麗な顔立ちをした2人の男が立っていた
何の用だろう
…まぁ、私は春千夜君に捨てられたんだしどうでも良い
彼に見捨てられてもう何も残るものはない
たった2週間程の関係だったけど、…全てを捧げても良いっていうくらい愛していた
それなのに、あの仕打ちは酷すぎる
ううん、あの女が、
あの女さえ居なければ！
もう考えたって遅いことがグルグルと頭の中で渦巻く
愛｢…何の用ですか？｣
泣き過ぎてパンパンになった目を見られたくなくて手で顔を覆う
すると不意に強い力で腕を引かれた
愛｢！、ちょっと｣
蘭｢こっち見てよ、おねーさん｣
愛｢え、｣
三つ編みというそこら辺の男がやったら確実に不審者になる様な髪型…そんなことも忘れさせる美しい顔立ちが視界いっぱいに広がった
竜｢そんな顔してたらせっかくの可愛い顔が台無しじゃん｣
続いてもう1人の美形な男も言う
こっちも負けず劣らずかっこいい…
顔を隠すのも忘れて2人に魅入る
蘭｢三途A｣
愛｢！｣
蘭｢あの人の名前…なんで知ってるのって顔してんね｣
私の額に人差し指を当てて悪戯っ子のように微笑む彼
蘭｢実は、君達のやり取りをずっと聞いてて…｣
竜｢俺達もあの女に酷いことをされたんだ｣
その言葉を聞いて耳を疑った
こんなにかっこいい人達が？
蘭｢ずっと友達だと思って、信頼していたのに、｣
竜｢俺らの彼女も君と同じように傷付けられて…｣
酷い…酷すぎる
こんなにかっこいい人達を弄んで、傷付けて
きっと春千夜君だって騙されているに決まってる
私は心の底から湧き出る怒りの行き場が分からず、ただずっと唇を噛んで耐えるしか無かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルクティー - 最近の悪女に仕立てられました系じゃなく自分から女に嫌われて男に好かれる悪女になる本見るの久々❗面白かった❗更新楽しみ (4月6日 18時) (
レス) @page47 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - まさまさは、分からんけど違和感と、乾燥した時みたいな感じはする。 (4月6日 16時) (レス) @page12 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 更新待ってましたああ！！ (3月28日 0時) (レス) @page47 id: bb1e0ee73a (このIDを非表示/違反報告)
静波紅音 - 更新頑張って！ストレスが発散される作品だね！！ (9月23日 17時) (レス) @page46 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - やばいやばい！最高すぎます〜！！続きが早くみたい！楽しみにしてます！ (7月4日 23時) (レス) @page46 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：パピ子
| 作成日時：2022年3月26日 17時
