愛され妹2

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開いた手紙は思わず、うげぇ...と声に出てしまうほどキショいものだった




えぇと...まとめると、ハンカチ使ってくれてる？だったり連絡先書いたんだけど何も来てないよ？的なことだったり体調大丈夫？みたいなことだった




お前は彼女か




そしてまたもや連絡先が書かれていた




そんなことしたって無駄なのに、




どう対処しよう...




『(､そうだ！)』





しばらく悩んで悩み抜いた末の行動




自分の携帯を取り出して、手紙に書かれた番号を打ち込む




え？何してるのかって？





まぁまぁ、待っててくださいよ




とりあえずはたかちゃんの文化祭が終わるまでは様子見ってことで




追加した連絡先に短い文を送った




『(...せいぜい良い夢見ててね、ゆりさん)』


・




はい、当日です



文化祭の



ちゃんと日曜はたかちゃんとデートしましたよ



あ！ゆりさんとはやり取りしてる




兎に角今日はバチコリキメて行かなきゃ



早朝に起きて、気合いを入れていく



実を言うとこの準備している時間がまじで好きだったりする



この綺麗な顔面にメイクをしてより一層輝いていくこの工程が(自分で言うのもキモいが)




今世で手に入れた武器はフルで使っていかないとね




鏡に映る自分に向かってそっと微笑んだ


・


『おはよう！』



家まで迎えに来てくれたメンバーに向かって笑みを零す



今日のメンツはマイキー、けんちゃん、けいくん、ちぷゆだ




ぱーちん君とかぺーやん君はたかちゃんと同じ学校だしね



それ忘れてて一瞬誘おうとしちゃった




私ってばお茶目さん☆と脳内でカマしながら学校へと足を進める




しばらく歩いて見えてきた学校や風船やら花やらで飾られており、いつもより何倍も華やかだった




あー...懐かしいな




俺にもこんな時代があったんだよな




と、しんみりしたところでたかちゃんに連絡をする




どうやら部室にいて最終チェックをしているようだ




『たかちゃん、部室に居るんだって！A行くけど皆はどうする？』



けいくんと繋いでいた手を引いてそう聞けば皆着いていく、とのことだ




…まだお店開いてなかったね




千｢や、着いていくよ｣



ド｢どうせ迷子になんだろ｣




まぁ、方向音痴はキャラ設定だからな！！！



でも学校で迷うとかそうそう無くね？(個人差有り)




そう思いつつ、えへへ...と照れたように笑う





...てかこんなイカつい男4人連れてる美少女の絵面やばくね？？？

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