愛され妹

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いやぁ〜びっくりだよね




私もびっくり




明ママには嫌われていると思ってたんだけど、どうやらあの人は子供にあまり関心が無いらしくどうせなら、と承諾してくれた




パパは仕事が忙しくなり家に1人(お付きの人はいるけど)は心配らしく元々住ませるつもりだったらしい




明ママも仕事に出てなかなか帰ってこないのでなんか気まずい




うん！




それから私は春千夜にベッタリくっ付いた




もう何処に行くにも｢お兄ちゃん｣




何をしようにも｢お兄ちゃん｣




｢お兄ちゃん｣の次に出てくるのは｢大好き！｣





疲れるわ…




最初の内は本当に面倒くさそうにしていたけど最近は一緒に居ても何も言われなくなった




まぁ、Aじゃなくてチビって呼ばれるんだけど…




春｢まぁたお前か、チビ。本当に俺の事好きな｣




私の前では猫は被らず普通に好感度は高めだと思う…？





『うん！A、春お兄ちゃんのこと大好きだよぉ！』




ギュッと抱きつきながら言う




抵抗はされない





ほんとここまで良く頑張ったよ…





春｢…なんで俺なんだァ？｣





不思議そうに聞いてくるはるぴお





『うぅん？特に理由なんて無いよぉ、お兄ちゃんはお兄ちゃんなの！それにA、春お兄ちゃんのお口のそれ、すっごく好きなんだぁ！お星様みたい！』




ツラツラと言葉を並べる



これが修行の成果って訳さ





春｢そうかァ｣




そういうと不器用だけど優しく頭を撫でてくれた



進歩！！！！！




するとお兄ちゃんは時間を確認して




｢そろそろか…｣




と呟くと家を出ていった





多分集会なんだろう




何処について行くにしても何も咎めないお兄ちゃんだが集会だけは絶対に着いてくるな、と言っている





でもさぁ、結構集会の頻度多めなのよね





その間にお兄ちゃんに悪い虫が付いたらどうしてくれんの？




…でもまだこのクソ重感情を出す訳にはいかない




お兄ちゃんがこっちに堕ちてきてくれるまで待とう





そう思い、友達リストの中に入っている｢マイキー｣の文字を押した




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翌日私は気合いを入れて着飾っていた





なんでかって？




そりゃあ大好きなお兄ちゃんとデートなんだから！




昨日お願いしたら映画館に付き合ってくれるって





めちゃめちゃ嬉しい





リビングで待っているお兄ちゃんの元へ行く











…褒めてくれるかな？

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